360度 全天球アクションカメラを買う時に気を付けたいこと

2020年1月24日

360度を撮影できる全天球アクションカメラを買う時に気を付けたいことをまとめています。

アクションカメラって何?

アクションカメラとは、スポーツなどの激しい動きの中での撮影に向いているカメラ。アクションカム、ウェアラブルカメラとも呼ばれています。最近は防水性能を兼ね備えたアクションカメラで4K60pの高画質動画を撮影することが手軽になってきましたね。

ここでは、私が購入時にどういう点に気をつけているか紹介します。

アクションカムなら理想は60p対応

60p

プログレッシブ走査で1秒間に60コマの映像。(=プログレッシブ60 fps

4K60p

4K (3840×2160 or 4096×2160)の解像度(フルHD 1920*1080の4枚分の解像度)で、60pの高画質映像。

例えば日常を記録するためのVlog(Video Blog)なら30pでもいいかも。動きが少ない映像に60pも要りません。でも動きの激しい映像を撮りたい場合(サーフィンをする、バイク走行を記録するモトブログ、走る、魚釣りで水しぶきが上がる)は60pに対応しているほうが絶対に良い。

360度撮影+4K画質+60pは無い

2020年時点では、5万円前後で入手できる一般ユーザー(コンシューマー)向けで360°撮影+4K画質+60pをすべて満たすアクションカメラは無いと思ってください。(ウン十万する超高級機の話は知らん)
撮影時に6Kとかだったとしても、実際の画面に使う部分を切り取ったら1080pとかになります。切り取り方によってはもっと高画質にできますが、画面の端っこが歪んでくるので、それを良しとするかどうかです。

たぶん50~60インチの4K対応の特大テレビで見たら違いが分かるかもしれませんが、そういう画面で実際そんなに見る???もし撮影した動画をPCなどで見るんだったら1080pでも十分綺麗ですが、大きなテレビなどで見ることを前提にしているんだったら4Kを優先にすべきかもしれません。用途によりますね。

4K出力可能か

ここめっちゃ大事です。上でもちょっと触れましたが、例えば360度で撮影したあと、1080pでしか出力できないのではツライ。

6Kで撮影した全体から、見せたい部分だけを2K (1440p)より上で切り取ったとして、それを4Kで出力できるかどうかです。全製品を調べたワケじゃないので何とも言えませんが、少なくともInsta360 One Rならそれが可能らしい。
Mikasuさんが下の動画でそれ語ってます。(動画5分00秒から)

  • クロップを大きく取ればとるほど画素数は上がるので画質は良くなる

  • ただしクロップを大きく取るほど画面の周辺が大きく歪む

  • この辺のバランスをどうするかが編集の腕の見せどころ

4Kより大事なこと

でも大事なのは画素数よりもこういう項目。

  • 暗部が潰れずに撮れるか
  • 早い動きでもブレないか
  • 手ブレ補正はしっかりしているか

特に、PCやスマホくらいの画面の大きさだと4Kと1080pの違いってそんなに分かりません。下の動画を見てください。違いが分かりますか?って話です。

いくら4Kカメラだったとしても、暗部で弱いカメラだとすごく画質が落ちますからね。大事なのは4Kかどうかよりも他の機能です。

防水性能はあるか

アクションカメラなのに防水性能を有していないカメラも存在します。そういう製品には必ず防水ケース、ハウジングが用意されています。でも出来れば避けた方がいい。なぜなら、ハウジングに入れると綺麗な音声が録れないからです。
釣りやサーフィンなど、水辺での撮影を考えている人にはかなり重要です。

熱暴走は大丈夫か

機種によっては熱暴走が酷くて、長時間撮影を続けると落ちてしまう製品もあります。

画質にこだわるならLog撮影、RAW撮影対応は必須

これらは、簡単に言うと「余計な手を加えない撮影」です。

RAWデータ

RAWは生(なま)という意味で、実際の素材に近い状態(生)を記録したデータ。

Log

Logarithm(ロガリズム)の略。対数。光の階調をLogで表すため。
x=ap
階調の細かさ x 段階=2p bit
階調の細かさ4096段階=212 bit
Log2(4096)=12 bit
Log2(1024)=10 bit
Log2(256)=8 bit

普通、スマホとかで撮影したら色鮮やかな画質になります。あれはスマホが変に気を利かせて色を鮮やかにしているんです。でも余計な色味が付いていたり、フォーカスした場所によってコントラストが勝手に変えられたりすると後で扱いにくい。スマホで撮ってそのまま友達に送るだけとかだったらそれでもいいんですけどね。ラクだし。

でもLog撮影、RAW撮影のモードで撮影しておくと、あとでカラーコレクションやカラーグレーディングする際にトーンやコントラストを自由自在に変えやすいんです。良いカメラで撮影して、綺麗な映像・写真にカスタムしたいと考えているのなら必須のモードです。この機能は高級カメラなら必ずといっていいほど付いていますけど、アクションカメラだとそうじゃないこともありますから見落とさないように注意が必要です。

完璧な手ブレ補正

市場には、一見するとアクションカメラのような見た目と機能を持っているのに、手ブレ補正が全然効いていない製品もあります。しかもそれが10万円を超えていたりします。(どれとは言わんけど)
「高いものは良いもの」という考えは捨てましょう。じゃあ具体的にどんな製品がいいか。

microSDカードの購入にも注意

現在、録画データを保存するストレージはmicroSDカードが主流です。でも、一言にmicroSDカードといっても色んな性能、色んな規格が複合的に存在します。カメラによっては「最低でもこういう性能じゃないとダメ」という制約もありますから、購入時には注意が必要です。間違って買っちゃうと使い物になりませんからね。詳細は下記リンクでInsta360を例に挙げて紹介しています。