高性能マイク、買うならこれ!

2020年1月14日

このページでは収録用、配信用、Youtube用に適したマイクのなかで、「良いマイクはどれや」と探していて見つけた非常に興味深い製品を紹介します。

色んなタイプのマイクをゴチャ混ぜで紹介する理由

マイクには色んなタイプがありますが、1つのページにまとめました。なぜかというと初心者にとってはラベリアマイク(Lavalier Microphone, タイピンマイク)やショットガンマイクなどを見て「こんなマイクもあるのか」と気づきやすいと思ったからです。

Youtuber初心者ならRode videoMicro

Rode video micro

メーカー公式ページ。
RØDEマイクロフォンは、1967年に設立された、オーストラリア ニューサウスウェールズ州シルヴァーウォーターを拠点とするマイクロフォンやその関連製品を手掛けるメーカー。2020年時点では従業員350人ほど。

  • 比較的安価で高性能
  • ミニジャックでスマホにも接続が手軽
  • 屋外でも使える

ロードのビデオマイクロは、多くのYoutuberに使われているマイクです。とにかく手軽なのが魅力的です。
スマートフォンと接続する場合はこのパッチケーブルが必要です。↓↓↓

多くの場所でオールマイティーに使える

Rode videoMicroは単一指向性のマイクです。

単一指向性

マイクを向けた方向の音を重点的に録る性質。

単一指向性のマイクは、欲しい音を狙って収録することができるので、こんな場面で役立ちます。

  • 街なかで、雑踏の音が邪魔だと思う時に周辺の音をカットしやすい。
  • カベからの反響音を拾いにくいので、室内での録音でも音がクリアに聞こえやすい。
  • 撮影している人物だけの声を狙って録れる。

このマイクがYoutuberに好まれるのは、手頃で音質がいいのはもちろん、単一指向性で屋内外を選ばずに使いやすいからかも。もちろん一長一短はありますけど、有利な事が多いという印象。

実際の音

3分10秒からRode videoMicroの音声です。この動画は本来TASCAM DR-10Lのレビュー。DR-10Lはこのページの下の方でも紹介してます。

下の動画は8分53秒からRode videoMicroの音声です。

上の動画の15分50秒前後の話をします。
RODEのVideoMicroは一応、単一指向性のガンマイクなんですけど、電車が来た時にマイクの向きを変えてもそこまで極端に音量が変わっているようには聞こえません。また、後ろから話している声もしっかりと録音されています。

下の動画の5分30秒からRode videoMicroです。

この動画だと結構 前後の違いがハッキリしています。音源が遠いとこの違いがより顕著になるのかもしれません。

3.5 mmのミニジャックでOK

カラオケでも使われているような大きいマイクにはキャノン端子(XLR端子)が使われていますが、RodeのVideoMicroはミニジャックなので、スマートフォンにも接続することができる手軽さがあります。

GoProやInsta360 One Rなどにも取り付け可能

USB-Cからミニジャックへのコネクタ等を使って、アクションカメラ+Rode videoMicroということも可能です。特にアクションカメラはマイクがショボいので音質改善には非常に有効です。ただし、アクションカメラを身体に装着して自分の声を録るのには不向きです。大抵の設置方法ではマイクは身体の外側へ向いてしまうからです。

DJI FM-15 フレキシブルマイク

これもYoutuber御用達のマイク。

  • とにかく安い
  • そこそこ音質が良い
  • しかも使い勝手が良い
  • 全指向性(無指向性)だから方向関係なく録音可能

屋外での使用に適している

このマイクは全指向性です。上で紹介したRODE VideoMicroと大きく違う点はここ。

全指向性

指向性が無いマイク。どの方向から来る音声も均質にキャッチする。

全指向性のマイクは全方向から音を拾います。この特性はこういう時に役立ちます。

  • 街なかなどで周囲の音を均質に録りたい
  • マイク周辺(半径1 mくらいが目安)にいる人全員の会話音を均一に録りたい

逆に、室内で録音するとカベから跳ね返ってきた反響音を多く拾うため、カーディオイドのマイク(単一指向性マイク)よりも籠もった音になりやすい。

コスパと超音質を両立したハイエンドモデル

ここから先はもっとハイグレードなマイクを紹介しています。主に3万円~4万円ほど。

ゼンハイザーMKH416超えた? コスパ最強マイク Deity S-Mic 2開封&録り比べ #665 #4K

(このページでは、下の方でも再生開始時間をズラしてこの動画を何度も使用しています)

  • 冒頭の外での収録はたぶん風防付きのDJIのマイク
  • 7分35秒まで:Oktava MK-012-01
  • 7分35秒から:Deity S-Mic 2
  • 10分25秒から:アストン

ゼンハイザーMKH416は瀬戸弘司さんの動画で紹介されています。たしかにすごい。特に8分10秒頃から始まる検証が非常にわかりやすい。

検証が丁寧なのもありますけど、1番大きいのは彼の解釈(反響音を拾ってるとか、どれがクリアかという順序付けなど)にとても共感できる事です。彼に意見にほぼ同意。

ただ、音質自体はやっぱりゼンハイザーMKH416のほうが上ですけど、コスパでいったら断然ドリキンさんが紹介しているマイクのほうが優秀だと感じます。値段が3倍も4倍も違いますからね。

アストン・マイクロフォンズ オリジン

Aston Microphones

メーカー公式ページ。2015年に設立されたイギリスのメーカー。

上で紹介されていたマイクで私が1番気になったのがアストンのオリジン

  • 高音質
  • 堅牢性抜群
  • 非常にコンパクト
  • しかも美しいデザイン

完璧すぎる。2015年に設立されたイギリスのアストン・マイクロフォンズというメーカーの単一指向性コンデンサーマイク「オリジン」。これが超絶イイ

TeddyLoidの中田ヤスタカさんがドリキンさんに推奨したらしい。下の動画の11分25秒前後を聴き比べてください。

  • 4分00秒:解説開始
  • 11分25秒:実際にテスト
  • 13分50秒:リフレクションフィルターを使ったテスト

この変わりよう、すごくありません?最初に使ってるマイクが籠もり気味というか部屋の反響音もあって少し聞きづらいというのもありますけど、マイクでここまで変わるのか、と改めて思わされる瞬間です。

調整

3つの切り替え調整が可能。

  • 0 dB、-10 dB
  • ゲイン
  • ローパスフィルター

ショックマウントもポップガードも不要

良いマイクには必ずといっていいほど、仰々しい固定アーム、ショックマウント、ポップフィルター(ポップガード)がセットで付いていますけど、このマイクにはショックマウントとポップガードの機能が内蔵されています。その2つだけでも4000円とか5000円はすることを考えると、お得。 マイクとかカメラってアクセサリー揃えるだけでも結構お金がかかっちゃうのでこれは助かります。

ショックマウント

マイクに振動が伝わらないようにするための、ゴム製などのマイクの固定具。

ポップフィルター(ポップガード、ポップシールド)

話者の破裂音や呼気による風切り音、音割れ、ノイズを防ぐ布製などの膜。

耐衝撃性が高いのも魅力的。

コンパクトで携行性が抜群

缶ジュースくらいの大きさで、見附面積はスマホより小さいのにこの音質。しかも上で言ったようにショックマウントなどの付属品無しでも綺麗な音が録音できるので、持ち運びにも便利。凄すぎませんか。

大きなリフレクションフィルターを取り付けても大差がない。むしろ若干籠もっているような感じもするし邪魔だし、無しで良いんじゃないかと思えます。環境にもよるでしょうけど。

胴体はタンブル加工で超オシャレ

堅牢性のあるボディ表面にはタンブル加工が施されていて傷に強く、重厚感がさらに溢れています。シブい。

タンブル加工

日本の製品ページだとタンブル加工という言葉が見られますが、英語だとTumbleという表現は見られませんでした。タンブル加工っていうのは製品によって意味するところが変わりますが、この製品だと長時間転がし続けて打ち叩いたままの傷っぽい加工の仕上げです。傷自体が仕上げになっているので、使用時の傷が目立ちにくい。

ズバ抜けているワケじゃない

同価格帯の他社製コンデンサーマイクと比べると若干見劣りするとの意見もあります。同じ金額で音質を重視するんだったら他の製品も検討すべきです。

でもね、このマイクの強みは上で紹介したような点(携行性、堅牢性、ポップガードも要らない使い勝手の良さ、かっこよさ等)です。ここに重点を置くんだったらこれ一択と言っても良いくらい素敵な製品です。

スペック詳細
項目 詳細
形式 コンデンサー型
指向特性 単一指向性
周波数特性 20Hz~20kHz (±3dB)
音圧感度 -32.5dB (0dB=1V/Pa 1kHz)
最大入力音圧レベル(SPL) 127dB (THD 0.5%)
S/N比 76dB A-Weighted (rel. 94dB SPL)
出力インピーダンス 200Ω
等価雑音レベル 18dB A-Weighted
パッドスイッチ -10dB
ローカット 80Hz
電源 ファンタム電源48V(±4V)
寸法(ヘッド径×全長) 54mm×125mm
質量 450g

Oktava MK-012-01

Oktava

1927年創業のロシアのマイクメーカー。現在は1997年に設立されたロシアの国営持株会社Ruselectronicsの1ブランドだそう。
Oktava (октава, /ɐkˈtavə/)はロシア語、マケドニア語、クロアチア語でオクターブの意味。

4分25秒から始まる部屋での収録で最初に使われているのがOktava MK-012-01だそうです。(4分25秒から7分35秒までの間は、Deityに関する解説のために収録で使ってるから画面に映ってない)
至近距離での録音に適しています。

スペック詳細
項目 詳細
形式 小型ダイアフラムコンデンサー型
指向特性 単一指向性、超単一指向性、全指向性
周波数特性 20Hz~20kHz (±3dB)
最大入力音圧レベル(SPL) 130dB (THD 0.5%)
出力インピーダンス 300Ω
等価雑音レベル 18dB A-Weighted
電源 ファンタム電源48V(±2V)
寸法(全長) 128mm
質量 200g

Deity S-Mic 2

Deity Microphones

メーカー公式ページ。
Deityは主に映画制作用のマイクを製造するブランドです。元はAputureという撮影照明器具メーカーですが、映画制作用ブランドとしてDeityを立ち上げたそう。

ドリキンさんは動画内で「デイティー」と呼んでいますが、Deityとは「神格、神位、神、神性」という意味で、IPA表記だと/déɪəṭi/、発音としては「ディエティー」のほうが近い。(a guardian deityだと守り神、守護神)

7分35秒からOktavaのマイクに変更。↓

アストンのオリジンよりも単一指向性が強くて部屋の反響音を拾いにくいそうですが、私としてはそこまで差を感じられませんでした。アストンのマイクがちょっと離れた位置にあるからかも。マイクから距離を取った場合の音の感度はDeityのほうが上なのは確か。アストンはマイクから離れると音質が低下する感じが強いですね。

ただ、これはどっちが上かという話ではなく、使い方によるんですよね。そもそもマイクの用途が違う。GH5みたいなデジカメの上に取り付けて少し離れた距離から録るんだったらDeityが有利だし、テーブルに置いてラジオスタジオみたいに口元で使うんだったらアストンが有利だという印象。

もしカメラに取り付けて使うんだったら、確かにゼンハイザーMKH416(約12-13万円)の代替品としてめっちゃ有望です。

防水防湿

水没はNGですが、雨の中でも使えます。

スペック詳細
項目 詳細
形式 コンデンサー型
指向特性 超単一指向性
周波数特性 50Hz~20kHz (±3dB)
音圧感度 -32±2dB (0dB=1V/Pa 1kHz)
最大入力音圧レベル(SPL) 130dB (THD 0.5%)
出力インピーダンス 75Ω(最小終端 800Ω)
等価雑音レベル 12dB A-Weighted
電源 ファンタム電源24V or 48V
寸法(ヘッド径×全長) 19mm×250mm
質量 198g

ピンマイク TASCAM DR-10L

周囲の環境音はガンマイクで録りつつ、演者の声だけを別に録音したいならラベリアマイク(Lavalier Microphone, タイピンマイク)がオススメ。ピンマイクのメリットというかガンマイクと違う点は、話者が横を向いても声をしっかり録音できることです。

  • 演者が立っていたり、動き回る
  • 環境音とは別に演者の声だけを録りたい、動画編集時に音の調整を個別にしたい
  • 演者が複数人で、みんなバラバラの場所にいる
  • 各演者の音声をそれぞれ編集したい

元々Lavalierは「宝石のペンダント」という意味の名詞。そこから転じたようで、現在では「小型マイクを体に取り付ける」という他動詞としても使われています。

Youtuberがピンマイクだけで運用することってあるのかなぁ?まぁドリキンさんはそうらしいけど。テレビでもロケでタレントさんがよく使っているように、あくまでもガンマイクも持ってて、それでいて動いている演者の声をより綺麗に録りたい時に使うのが一般的だと思います。周囲の音がないと映像として成り立ちませんからね。
テレビのロケでも、タレントがピンマイクを付けているのとは別にスタッフが周囲の音を録っています。カメラに映ってないだけで。

ドリキンさんの動画は本当に参考になります。

例えば複数人で車に乗ってそれぞれが話す時とかには走行音が入りにくいので良いですね。ほかにも、そもそも演者が全員バラバラの位置にいるとか、そういうときには非常に有効です。

マイクの取り付け方についてはこの動画がわかりやすかった。