アストンマイク「オリジン」買ったでレビュー

2020年3月21日

前から気になってた高性能マイク、アストン・マイクロフォンズのオリジン(Aston microphones Origin)を買いました。

長期間使ったらまた感想が変わったり書き足すことがあるかもしれませんが、「とりあえずレビュー」ということで、付属品やマイクスタンドとの相性も含めて記しておきます。

ちなみにマイクだけじゃなくて、ポップガード等の周辺機材も買いました。

マイク本体

これはもう、音質も見た目も何から何まで良いですね。買う前から妄想していた質感そのままだったので大満足です。

Originの上位機種にはSpiritっていう、見た目はそっくりでちょっと長いバージョンもあって、音質はそっちのほうがやっぱり上。中音域の伸びとキレが良くて、低音域のこもった感じが少ない。

あとSpiritは指向性を3種類から選ぶことが出来るので便利というのはあるんですけど、指向性の切り替えは私の使い方ではあまり役に立たないと感じました。

それはなぜかというと、ブームスタンドの先端でショックマウントに載せたらマイクの向きが上下左右に自由自在になるからです。そうなるとマイクの正面はコロコロ変わってしまうので、仮に指向性を切り替えられても適切な向きを維持するのは不可能なんです。それを調整するためにはショックマウントからマイクを一度取り外して、向きを変える必要があります。だったらOriginを同じように調整するのとほとんどかわらなくなってしまうんですよね。Spiritには無指向性のモードもありますから、それが使いたいというのならまだわかるんですけど、少なくとも一般的な使い方ではあまりメリットは感じません。

あとは音質の差だけなので、この音質差だけで1万5千円以上高いSpiritを買いたいと思えるかというところが焦点になるわけですが、わたしは正直手が出せませんでした。Originで良かったと今でも思っています。

普段は上下反転して使用

ケーブルが下に来ると邪魔なので、コネクタが上にくるようにして使っています。

購入後、以前使用していたマイクと入れ替えたらPCから音が出なくなったり録音できなくなったんですけど、その解決編は下記リンクにまとめました。↓

純正のショックマウント

Aston Swiftという純正のショックマウントも購入しました。

このマイクは、本体にショックマウントやポップガード機能が内蔵されているというのがアピールポイントで、本来ならその2つを買う必要が無いワケなんですが、実際に使ってみると両方ともあったほうが良いというのが正直なところでした。

ただショックマウントは無くてもいいかもしれません。というか、あったとしても、マイクスタンドやケーブルに揺れたらやっぱりそれなりに衝撃は伝わるし音を拾うので、気休め程度という感じはします。ショックマウントがなくても、スタンドに衝撃を与えなければ良いだけの話ですから。

以前のマイクも付属の小さなスタンドに立ててデスクに直置きしていました。その使い方でも、呼気による風切り音は入っても、デスクからの振動は皆無でした。
実際、ショックマウント無しで使っている人はいますからね。

ただ、ショックマウントの利点は衝撃緩和だけじゃなくて、マイク向きを変えられることなんですよね。こっちのほうが利点が大きい。なので、あんまりごちゃごちゃ向きを変えない人なら一層不要だと感じます。

ポップガードは別途必要

ただし、ポップガードはやっぱり必要。ギターなどの弦楽器の収録に使うならともかく、歌声や会話の録音なら絶対に必要です。一般的なマイクに比べたら確かにマシだとは思いますが、ポップガード無しだと風切り音はやっぱり入ります。
買ったのは純正のポップガードで、Aston Shield(Gooseneck)です。

破裂音はポップガード無しでもそこそこ大丈夫

一方で、「ぱぴぷぺぽ」などの破裂音についてはポップガードが無くてもそこそこ綺麗な音が録れます。でもポップガードが無いとやっぱり呼気による風切り音が入ってしまうので、ポップガードは必要という結論に至るんですよね。

ブームアームと併用するならグースネック

純正のポップガードには2種類あります。

Aston Shield / Gooseneck(グースネックタイプ)

位置や距離を自由に決められる。マイクをブームアームに取り付ける場合に適している。

Aston Swiftshield(ショックマウントにポップガードを直接取り付けるタイプ)

ストレートのスタンドで使う場合や、ブームアームでもマイクを傾けない場合に適している。マイクの横方向しかシールドできないので、声を吹き込む方向が制限される。

私が購入したのはグースネックタイプのポップガードなんですけど、その理由はこれ↓

  • マイクの向きを自由に変えられるから

この1点だったんですけど、実際に使ってみるとデメリットもありました。

  • バネ仕掛けのクリップ固定なので結構挟むのにチカラがいる

  • 顔の近くにこういう緊張したものがあるってのが思ったより不快だった(壊れて目に飛んでくるのとか想像しちゃうタイプなんですよ、あと間違えて指を挟むことも既に経験済み / めっちゃ痛かった)

  • クリップの向きによってはずり滑ったりすることもあるし、アームの長さでも制約がある

  • グースネックのアームとクリップが予想以上に重くて、お辞儀や転倒に大きく影響している

しかも一体型のほう(SwiftShield)が断然安いんですよね・・・結果的には一体型を買えばよかったと後悔してます。↓↓↓

ブームマイクスタンドも買った(アームじゃなくて床から立てるやつ)

K&MというドイツメーカーのST210/2B (21020B)というブーム式マイクスタンドを買ったんですが、結論としては「買い直すほどではないが、出来ればカウンターウェイトを買い足したほうが良い」です。

これを買った理由は主に次の点。

  • 信頼のドイツ製(金属加工や工作機械系についての私のドイツへの信頼は厚い)

  • マイクもショックマウントもネジが3/8インチなので、設置時に変換アダプターが不要

  • アーム式じゃなくてスタンド式なら、部屋のどこでも使える

  • ブームを外してストレートタイプとしても使える

これね↓↓↓

カウンターウェイトが必要

K&Mのこのスタンドは自重が3.18 kg(7 lbs.)らしいんですが、それでも足りない。
ブームを一番伸ばした状態(ブーム長: 84 cm、ブーム自体の長さは調整できない)で真横に伸ばすと、角度(三脚の足と足の間)によってはふとした衝撃で転倒します。反対側にカウンターウェイトが必要です。

ブームを半分くらいの長さで使うならウェイトは不要かもしれませんが、それ以上長くすると段々不安定になります。っていうか三脚の足に重しを乗せたいくらいですよ(笑)、でもベースプレートウエイトを買うとなるとまた高くつくでしょう?(悩)

最大長でもブームは下がらない(お辞儀はしない)、だけど・・・

最大長さでカウンターウェイトがなくても、思いっきり締め込めばブームが下がってくることはありません。いわゆる「お辞儀」はしません。

でも"思いっきり締めたら"です。ちょっとでも気を抜いた締め方をすると、じわじわ下がってくるので、ちょっと神経を使う感じがあります。Originの自重は450 gもあって、結構重たいですからね。これにショックマウント、ポップガードが付けたらかなり重い。600 gは超えてるはずです。

ブームの向きは自分で反対向けに組み換えた方がいい

マイクの話から逸れてる上に細かい話なんですが、買った時点では、「お辞儀する向き」と「ブームの固定ネジの緩む向き」が同じなんですよね。なので「お辞儀をするほどネジが緩む」→「お辞儀が加速しやすい」という現象が見られました。

付け替えるためにネジを緩めると、黒い円盤型の摩擦パッドが落ちるので紛失しないように注意してくださいね。わたしの場合、転がって家具の隙間に入り込んでしまって、救出のするのにだいぶ苦労してしまいました・・・。

Blueのデスクトップブームアームとも悩んだ

わたしはドリキンさんの動画を見てOriginの存在を知ったわけですが、そのドリキンさんがBlueのデスクトップブームアームを購入したっていうんですよ。↓↓↓(11分40秒から)

ケーブルも隠せるし、すごくオシャレなのでこれにしようかとも悩んだんですけど、次の理由で断念しました。

  • ちょっと値段が高い

  • デスク固定だとデスク作業の振動を拾いやすそう

  • 我が家の小さなデスクには大きなツインモニタがあるので、取り回しに制限がありそう

  • 万力で土台を固定する方式自体をあんまり信頼していない

でもお金に余裕があったら買って試してみたい・・・