SONY FEレンズ SEL20F18G、SEL24105Gのどっちを買うべきか悩む
FEレンズ(Sony Eマウントカメラ フルサイズ用のレンズ)を初めて買おうと思った時に最終的にこの2つで悩みました。
- SEL20F18G(単焦点レンズ)
- SEL24105G(ズームレンズ)
単焦点レンズとズームレンズ、いつかは両方揃えるにしても、とりあえず1本買うのだとしたらどっちを買うべき?と。
まず結論
- どっちかならSEL20F18G(単焦点レンズ)を買うべき
-
実際にこれを買って暫く使ってみましたがやっぱりそう感じます。
もし次の単焦点レンズを買うとしたら、SEL135F18GMかSEL90M28G(マクロレンズ)かなぁ。でもSEL90M28Gは単焦点で解像感ある割に輪線ボケがあるし2015年発売だし次の新製品を待つかなぁ。 - SEL24105G(ズームレンズ)は新製品を待つなり、様子を見るべき
-
汎用性が高そうなズームレンズを探してみたけど見当たらなくて、消去法で浮かんできたのがこのレンズです。消去法としてはアリだと思うんですけど、結局すぐ違うのが欲しくなりそうな予感がしています。というのも、次の点が不満だから。
- 望遠側での輪線ボケ(年輪ボケ)が目立つ
- 歪曲収差が大きい
- 一部個体でフォーカスに関する不具合がある(メーカーのページ: 製造番号が18108XX)
倍率からいって収差がある程度大きいのは仕方がありません。でも、SEL24240と比べてこっちのほうが解像感は良いかもしれませんが、どうせ年輪ボケが出るのならSEL24240でもいいかな・・・とも思えてきちゃう。
これが現時点での私の結論。(2020年7月時点から少なくとも2021年3月まで継続)
APS-Cサイズのカメラしか持っていない人でも、フルサイズのレンズを使えば画質は向上するし、いつかカメラを買い替えた時にも使えるので、カメラがAPS-CだからといってレンズもAPS-Cに縛る必要はありません。将来性も考えてFEレンズ買いましょ!
そもそもa6300(APS-C)しか持っていない私がなぜFEレンズを買おうと思ったかというと、2020年7月の時点からa7S3を買おうと思っていたからなんです。こちらの記事も併せて読んで頂けたら幸いです。
性能比較一覧
項目 | SEL20F18G(単焦点レンズ) | SEL24105G(ズームレンズ) |
---|---|---|
名称 | FE 20mm F1.8 G | FE 24-105mm F4 G OSS |
レンズマウント | ソニー Eマウント | ソニー Eマウント |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
焦点距離 | 20 mm | 24-105 mm |
焦点距離イメージ(APS-C) | 30 mm | 36-157.5 mm |
レンズ構成 | 12群-14枚 | 14群-17枚 |
画角(APS-C) | 70° | 61°-15° |
画角(35mm判) | 94° | 84°-23° |
F値 | 1.8-22 | 4-22 |
絞り羽根 | 9枚 | 9枚 |
円形絞り | ◯ | ◯ |
最短撮影距離 (センサーと被写体の距離) |
0.19 m(AF時)、0.18 m(MF時) | 0.38 m |
ワーキングディスタンス (レンズと被写体の距離) |
約76 mm | 約210 m |
最大撮影倍率 | 0.20(AF時)、0.22(MF時) | 0.31 |
フィルター径 | 67 mm | 77 mm |
手ブレ補正 | ボディ側対応 | レンズ内手ブレ補正 |
質量 | 373 g | 663 g |
外形寸法(最大径×長さ) | 73.5×84.7 mm | 83.4 x 113.3 mm |
発売日 | 2020年 3月13日 | 2017年11月25日 |
最初にSEL20F18G(単焦点レンズ)を選ぶべき理由
-
オートフォーカスの速度が非常に速くて精確。
-
ズームしたいシーンは確かにあるけど、使用頻度は圧倒的に低い。
-
F1.8ならどこでも明るく撮れるし、屋外で明るすぎる時はF値を絞ればシャッタースピードが維持できるので、どんな明るさでも安定した画質が得られる。(ボケみを維持したいならNDフィルターを使用してもいいし、とにかく選択肢がある)
-
Vlogで自撮りにも使える画角。
-
最短撮影距離が短いからブツ撮りにも便利。
私も買いました。めっちゃ良いですね。
SEL24105G(ズームレンズ)を後回しにする理由
F値が高い
ポートレート(人物撮影)、ブツ撮りにはそこそこ使えるけどF値がちょっと高いのが気に食わない。せめて2.8ならいいのに。と感じるのが正直なところ。
ズームの使用頻度は意外と低い
手の届かない場所、例えば川や道路の向こう側の被写体をズームで撮影したいとなればズームレンズのほうがきっと便利でしょう。でもそれが撮影全体の中でそんなに多いか?ということを自問すると、優先順位はどうしても下がります。
また、中望遠にしても105 mmがちょっと中途半端というかかゆいところに届かない感じがあります。撮影時に[APS-C/Super 35mm]を選択することで1.5倍になるので、焦点距離イメージ(APS-C)は157.5 mmまで伸ばせますが、それが我慢できるかという部分もあります。例えば無印でSEL24240という10倍までいける無印のレンズがありますが、これならフルサイズの240mmでも十分ですし、いざとなればAPS-Cモードで360mmなのでカバーエリアはかなり広いと言えます。
これについては下の動画でよくまとめられていました。
24 mmは自撮りが難しい画角
フルサイズで自撮りがしたいなら、20 mm以下が望ましいと感じます。できれば16 mmからズームできるレンズが便利です。16-35mmとかね。
24 mmでも顔はしっかり収まるものの、無駄に顔がデカく映るんですよね。
自撮りじゃなくても、例えば狭い部屋でなるべく広範囲を映したい場合でも、20 mm以下のほうが便利な場面は多いように感じます。
レンズ自体は高品質で文句無しだと思いますが、他にもレンズを持っているならまだしも、初めの1本目にこれを選ぶメリットはあまり感じられません。
- SEL24240に関する追記
-
以前こう書きましたが、高倍率なりの画質の悪さやAFの悪さが目につくと少し感じるようになり、以前よりも更に印象はちょっと悪い。
こちらの記事も併せて読んで頂けたら幸いです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません