除加湿空気清浄機のおすすめ、方式の違い、正しい使い方

2018年8月26日空気清浄機, 加湿機, 除湿機

除加湿空気清浄機は除湿、加湿、空気清浄の3役をこなします。一般的には加湿機能付きの空気清浄機はよく目にしますが、3つの機能を持っている除加湿空気清浄機はあまり知られていません。
実際、メーカー単位で見ても大手メーカーが取り扱っていないことが多いです。

除加湿空気清浄機の機能や効果

除加湿空気清浄機

除湿、加湿、空気清浄の3役を1台でこなす装置。夏場は除湿+空気清浄、冬場は加湿+空気清浄がおこなえるので、年中安定した空調を維持することが出来ます。

効果

乾燥、じめじめから開放される

湿度を一定に保つことができるので、雨天時のじめじめの不快感、冬のカサカサ肌になる乾燥から肌や喉を守ることができます。

防カビ、防ウイルス効果

空気中から余分な水分を取り除き、湿度を一定に保つことでカビの発生を防ぐことができます。また、冬の時期は水分が少なすぎてインフルエンザウイルスなどが蔓延しますが、加湿機能で部屋に潤いを与えれば、ウイルスの繁殖を抑制することもできます。

花粉症アレルギーの抑制効果

花粉は春だけではなく年中飛散しています。特に春になると花粉が空気中に大量に浮遊しますが、空気清浄機能でこれらを除去できます。

ハウスダスト除去効果

衣類、布団などから飛散するハウスダストも空気清浄機能で除去できます。

ペット、タバコの臭いの消臭

ペットやタバコのニオイは部屋の壁紙、カーテン、カーペットなどに付着します。これらに加湿で潤いを与え、水分にニオイを含ませた後に除湿することで部屋に染み付いたニオイを除去することもできます。

除加湿空気清浄機は本当に必要か?

だって、夏場はエアコンがあれば除湿機能があるし、冬場は加湿機さえあればうるおいを保てる。と思いませんか?
でも結論からいうと、あるに越したことはありません。

たしかにエアコンには除湿機能がありますが、梅雨の雨続きの日だとその処理能力を超えてしまうんです。結果、エアコンで除湿・強に設定してもじめじめは解消されず、部屋の温度だけが低くなって肌寒くなります。
性能の高いエアコンには再熱除湿という除湿機能を持つ機種もありますが、これはあくまで温度を維持してくれるだけです。除湿性能が特段に高いというワケではありません。

もう1つは、エアコンが無い部屋(和室、押入れ、納戸など)でも、除加湿空気清浄機を持ち運べばすぐに使えるメリットがあることです。

こういう理由から、除加湿空気清浄機があった方が住生活は確実に快適になります。

持続運転が部屋に快適性をもたらす

多くの人は、出かけて部屋にいない間はクーラーや暖房の電源をOFFにします。でもこれは、空調や快適性を考えるとあまり適切とは言えません。

例えば冬、出かける時にエアコンや床暖房を切って出かけます。すると部屋の温度はどんどん下がります。でも部屋に残っている水分量は変わりません。この状態で空気の温度が下がると結露が起こり、窓のサッシなどに水滴として現れます。それと同時に、部屋は乾燥します。

そして、家に帰ってくると部屋は冷えて乾燥しています。ここで暖房をつけると部屋の温度が上がりますが、水分は少なくなっているので肌がカサカサしたり喉がイガイガしたり、不快を覚えることになります。これを毎日繰り返すと、サッシ周りに結露の水分でカビが発生したり、乾燥した空気のなかでウイルスに感染しやすくなります。

なので、住生活の快適性を重視するならば、除加湿空気清浄機やエアコン、床暖房を持続運転したほうが部屋を安定的に快適に保つことができます。

除湿、加湿、空気清浄の方式の違い

除湿方式の違い

除湿方式にはヒートポンプ方式、デシカント方式、ハイブリッド方式の3つのタイプがあります。

ヒートポンプ方式(コンプレッサー方式)

部屋の空気を冷やして結露起こし除湿する。エアコンと同じ方式。

メリット
  • 夏場の25℃以上の高室温で高い除湿効果を得る
  • コストが安い(デシカント方式の半額)
  • 除湿時の室温上昇が小さい(1℃)
デメリット
  • 冬場は能力が低い
  • 動作音が大きい
デシカント方式(ゼオライト方式)

ゼオライト(乾燥剤)で吸水、除湿する方式。湿った乾燥剤をヒーターで再度乾燥させて繰り返し使います。

メリット
  • 冬場、低室温でも除湿能力が高い
デメリット
  • 室温が上がりやすく夏場の使用には不向き
  • ヒーターを使うので電気代が高い
ハイブリッド方式

ヒートポンプ式、デシカント式の両方の機構を持ち、通年で高い除湿能力を持つのが特徴。

メリット
  • 一年中使える
デメリット
  • 本体が大きい
  • 本体価格が高い
  • 冬場の電気代が高い

加湿方式の違い

加湿方式にはスチーム方式、ヒーターレスファン方式、超音波方式、ハイブリッド方式の4つのタイプがあります。
ただし超音波方式はほぼ流通しておらず、実質的には3つのタイプです。

スチーム方式

水を温めて気化させることで水分を空気中に放出する方式。

メリット
  • 加熱するので常に水を殺菌できて衛生的
  • 加湿能力も高い
  • メンテナンス頻度が1か月に1回で済むので手入れが楽
デメリット
  • 電源ONですぐに加湿されない
  • 電気代が高い(月1300円ほど)
  • 蒸気が熱い
ヒーターレスファン方式(気化方式)

水で湿らせたフィルターに空気を当てて優しく気化させる方式。

メリット
  • ファンを回転させるだけなので電気代が安い
  • 出てくる水蒸気は冷たいので安全
  • 湿度を上げすぎてしまう過加湿が起こらない
デメリット
  • 加熱しないので雑菌が繁殖しやすく、不衛生になりやすい
  • フィルターに寿命がある
  • 急速な加湿ができない
超音波方式
メリット
  • 小型
  • 静か
  • 熱くならない
  • 加湿能力が高い
  • 電気代が安い(150円)
デメリット
  • 加熱しないので雑菌が繁殖し、不衛生になりやすい
  • 週1で手入れが必要
  • 水に含まれるカルキ成分等も部屋に飛び散る
ハイブリッド方式(スチーム方式+気化方式)
メリット
  • 熱くならない
  • 加湿力が高い
  • 手入れが楽(1~2月に1回)
デメリット
  • 加熱するので電気代が高い(1ヶ月1000円)
  • 構造が複雑で手入れが面倒

方式別の性能・特徴一覧表

機能 方式 1時間あたりの電気代 衛生面
除湿 ヒートポンプ式除湿 4.9円
ゼオライト式除湿 13.4円
ハイブリッド式除湿 6円
加湿 スチーム式加湿 7円
気化式加湿 0.7円
超音波式加湿 0.9円
ハイブリッド式加湿 4.8円

空気清浄機の方式の違い

空気清浄機には三つのタイプがあります。

ファン式(フィルター式)

現在主流のタイプ。
ファンデ空気を吸い込んでフィルターを通し空気中の粒子をフィルターでキャッチする方式。

排気口からは綺麗な空気が出ます。空気清浄能力は優れているのが最大のメリットです。

ただしデメリットは2つあり、本体サイズと消費電力が大きいこと、ファンを使用しているので騒音が出やすいことです。

電気集塵式(プラズマ式)

業務用の除加湿空気清浄機に使われている方式。 取り込んだ空気に電気を放電して空気中の粉じんを集めます。 放電でプラズマが発生するのでプラズマ式とも呼ばれます。

イオン式

電極に高電圧をかけて空気中にイオンの流れを作り そこに入ってきた美容師などを帯電させて集塵します。 ファンが無いのでデザインの制約を受けにくくコンパクトに作ることができます。ただしあまりの集塵力が低さに当局から排除命令が出るなどしたこともあり、現在はあまり流通していません。

効率のいい配置場所

壁際の中央に配置すると、送り出した空気が帰ってきません。

帰ってこないっていうと効率が悪そうに聞こえますが、言い換えれば、壁際の中央に空気清浄機を配置すると、常に汚れた空気を取り込むことができるようになるので空気清浄が効率的になります
綺麗になった空気がまた部屋を一周してきて、それをまた空気清浄機が取り込んで綺麗にするのは効率が悪いのです。

おすすめランキング3選

3位: 日立 クリエア EP-LV1000

日立 クリエア EP-LV1000

メーカー公式ページ。

  • 空清31畳まで/加湿27畳まで/除湿27畳(最大適用床面積31畳)
  • 2 kgの衣類を90分でスピード乾燥できるので、梅雨の雨でも安心して部屋干しが可能
  • 除湿8畳/約11分
  • 加湿空清8畳/約11分
  • 空気清浄8畳/約9分
製品詳細
項目 詳細
品番 クリエア EP-LV1000
タイプ 除加湿空気清浄機
最大適用床面積 31畳
PM2.5対応
花粉モード
加湿
除湿
脱臭
タイマー
タンク容量 3.5 L
加湿量/h 540 ml

口コミ情報の要約

  • 月1で内部清掃モードにする必要があり、その間の異臭がひどく、喉が痛くなる

  • 10畳ほどのリビングで贅沢に使用していたので、パワーを持て余してるかもしれません

  • 気のせいか犬のニオイも気にならなくなった

2位: ダイキン クリアフォースZ MCZ70U

クリアフォースZ MCZ70U

メーカー公式ページ。

  • 空清31畳まで/加湿18畳まで/除湿20畳(最大適用床面積31畳)
  • 「アクティブプラズマイオン」と「ストリーマ」のダブル方式
  • 除湿8畳/約10分
  • 加湿空清8畳/約9分
  • 空気清浄8畳/約9分
製品詳細
項目 詳細
品番 クリアフォースZ MCZ70U
タイプ 除加湿空気清浄機
最大適用床面積 31畳
PM2.5対応
花粉モード
加湿
除湿
脱臭
タイマー
タンク容量 3 L
加湿量/h 630 ml

除湿機能はヒートポンプ式(コンプレッサー式)です。

加湿機能はヒーターレスファン方式ですが、細菌の繁殖抑制にチカラを入れています。まず水トレーには銀イオン剤を搭載しています。しかもストリーマ照射でもフィルターや水回りを清潔に保つので加湿フィルターは10シーズン交換不要です。

空気清浄機能は電気集塵方式に加えて静電HEPAフィルタとストリーマによる酸素分解で有害物質を除去します。

暑い部屋では湿度を低めに、寒い部屋では湿度を高めに、部屋の温度に合わせた目標湿度になるように全自動湿度コントロールしてくれます。設定は4段階あります。

部屋の壁紙、カーテンなどについたニオイを取ってくれます。加湿でニオイ分子を浮かせて、そのあと除湿でニオイ分子を回収します。(水de脱臭)

口コミ評判要約

  • 強風にしない限りかなり静か。

  • キャスターが付いているので持ち運びが楽。

  • 除加湿機能付きのため値段がかなり高いが、値段以上の価値はある。

  • 想像以上に大きかったですがリビングと6畳をまとめて使用しているので問題はなかった。

  • コースの種類も多く、自動で切り替えてくれたり、痒い所に手が届く感じがとても好印象。

総括すると、性能にはほぼ文句なし、ただ睡眠時だと音が気になる、とは言え価格以上の満足を得ることができるという書き込みが大半でした。

1位: シャープ KC-HD70

シャープ KC-HD70

メーカー公式ページ。

  • 18畳タイプ(最大適用床面積32畳)
  • 日頃の手入れはパネルを外さずに掃除機で吸うだけ
  • 高濃度プラズマクラスター7000搭載
  • 除湿8畳/約10分
  • 加湿空清8畳/約9分
  • 空気清浄8畳/約9分
製品詳細
項目 詳細
品番 KC-HD70
タイプ 除加湿空気清浄機
最大適用床面積 32畳
PM2.5対応
花粉モード
加湿
除湿
脱臭
タイマー
タンク容量 3 L
加湿量/h 630 ml

加湿ONの場合、強では1時間に2円(加湿量630 ml/h)かかりますが、弱なら0.18円(加湿量190 ml/h)です。弱は強に比べて加湿量が1/3以下になりますが、電気代は1/10以下に節約できます。

衣類乾燥モード時は送風方向を広角自動スイングルーバーでまんべんなく空気を送り出します。

プラズマクラスター7000を搭載しているので以下のようなニオイの除去や効果を期待できます。1

  • 浮遊カビの除菌

  • アレル物質作用、浮遊ウイルスの作用、浮遊菌作用を抑制

  • 部屋干しの生乾き臭、タバコの付着臭衣服の付着した汗臭の消臭

下の動画のKC-GD70はKC-HD70の前のモデルです。動作時の雰囲気の参考にどうぞ。

口コミ評判の要約

  • 梅雨の雨天時でも隣接した2部屋を湿度50~55%くらいには維持してくれる。

  • 夜は静かに運転できる様に改善して欲しい。

  • センサー感度が高く、帰宅時にすぐ反応してくれる。

  • 室内干しの洗濯物もよく乾くので重宝。

 

参考資料、出典