卓上式電気オーブンレンジのおすすめ3選!加熱方式や購入時の注意点

家庭用の電気オーブンレンジは電子レンジとオーブンの機能を兼ね備えた便利な家電です。
卓上式のみについて紹介します。最近は種類も多く、低価格でありながらも高品質な製品が流通しています。
目次
概要:卓上式電気オーブンレンジとは何?
- 電気オーブンレンジ
電子レンジ機能とオーブン機能の両方を持つ電子調理機器。呼び方は沢山あります。
- 電子オーブンレンジ
- コンビネーションレンジ
- 電子レンジ機能付オーブン コンビネーション・マイクロウェーブ・オーブン
これらは同じ調理器具を意味します。コンビネーションレンジは英語でも通用しますが、オーブンレンジは和製英語です。英語圏ならコンビネーション・マイクロウェーブ・オーブン(Combination Microwave Oven)が一番自然だと思いますが、日本ではこのようには呼ばれていません。
- 卓上式電気オーブンレンジ
電気オーブンレンジのうち、ビルトインタイプではない製品。コンセントとアース線さえあればどこでも使用が可能で、自由に移動させることも可能です。
電気オーブンの加熱方式
熱風循環式高速オーブン(コンベック)
ガスオーブンの熱風循環式と同様、ファンで熱風を強制的に循環させるオーブンです。コンベクションオーブンともいいます。
スチームオーブン
- スチームオーブン
- 過熱水蒸気オーブン
などと呼ばれるタイプです。庫内で水を気化させ、更にそれを100℃以上に高めることで、目に見えない高温の水蒸気にして加熱調理します。
ウォーターオーブンと呼ばれるシャープのヘルシオの場合を下の動画で紹介します。↓
水蒸気は元は水なのでガラスを近づければ水滴に変わりますが、100℃以上の高温なのでマッチに火も点けられるし紙も燃えます。これでお肉がこんがり焼けるし、パンもフワフワに焼き上げることができます。水を使っていますが、料理が水でベチャベチャになることはありません。
最近、「油なしでもカラッと揚げ物を揚げることができてヘルシーです!」と謳っているのがこのタイプです。
グリルとオーブンの違い
オーブンレンジには、ビルトインだろうが卓上式だろうが3つの機能が備わっているのが一般的です。
- 電子レンジ加熱
- オーブン加熱
- グリル加熱
最初の電子レンジ加熱は分かる。あとの2つ、「グリルとオーブンの違いって何!?」って思ったことありません?
こんな説明で分かるでしょうか?
グリル加熱が表面だけ焼く日焼けサロンのようなものなのに対して、オーブン加熱は中までじっくり温める温泉のような加熱方法です。
- 電子レンジ加熱(Microwaving)
マイクロ波(Microwave)を放射することで、食品内部の水分をエネルギーを与える(分子を振動させる)ことで温める方式。
- グリル加熱(Broiling)
ハンバーグ、お肉などの表面に焦げ目を付けたい時の調理法。グリル加熱は表面的な加熱調理に適している。内部までじっくり火を通したい時にはオーブン加熱(Baking)のほうが適している。
- オーブン加熱(Baking)
熱風で庫内や料理の内部まで万遍なく加熱する方式。パン、ケーキ、ローストビーフ、ローストチキンなど、オーブン加熱は分厚い料理の内部までしっかり加熱したい時に適している。グリル加熱だと内部まで温めるうちに表面が焦げてしまうのに対して、オーブン加熱なら分厚い料理も内部までしっかり加熱することができる。
機能の性質を理解して、料理に合わせて上手に使い分けてくださいね。
卓上式電気オーブンレンジのデメリット
200 Vタイプが無く、火力が弱い
ビルトインタイプのオーブンなら、200 Vの製品もあります。
200 Vの電圧があれば、ガスオーブン並の強い火力を得ることができます。予熱も調理時間もほぼ同じ時間です。
でも卓上式は基本的には100 Vなので火力が弱いです。調理時間も長く、ガスオーブンや200 Vの電気オーブンレンジの約2倍の予熱時間、調理時間が必要です。
例えばグラタン。本格的なガスオーブンなら予熱に6分+加熱調理に12分で合計でも18分ですが、100 Vの卓上式電気オーブンレンジだと予熱に14分+加熱調理に20分で合計34分で、それぞれ約2倍です。1
シャープ ヘルシオの予熱時間
「高価だけど多機能で高性能」だと人気のヘルシオでも、190℃までの加熱に10分必要です。2
ちなみに200 Vのビルトイン電気オーブンレンジやガスオーブンなら200℃までの予熱時間は4分~5分です。3
卓上式電気オーブンレンジのメリット
どこにでも設置できる
コンセント(とアース線)さえあれば、どこにでも設置可能です。
設置費用が不要
ビルトインのオーブンを設置するには、業者を呼んで設置してもらう必要があり、相場としては3万円~5万円が必要です。
とにかく本体価格が安い
安いものなら1万円台でも買うことができるのが最大の魅力です。しかも電子レンジはどの家庭でも必要ですから、電子レンジを買うついでの感覚で導入することができます。
最悪使わなくなっても、電子レンジ機能だけは必ずと言っていいほど使うので「結局使わないな、買って後悔・・・・」ということも起こりません。そりゃあ普通の電子レンジよりもいくらか高いので、その価格分を後悔することはあるかもしれませんが、後悔を最小限に留めることができます。
オール電化にも対応できる
電気オーブンなら、ガスと電気を利用する従来の住宅だけではなく、オール電化の住宅にも対応することができます。
- 本格的なのは高いしなぁ・・・
- でもピザとかパンとかローストビーフとかをこんがり焼いてみたいし・・・
- とりあえず安くで導入して試してみたい
こんなふうに思ってる人に向いているのではないでしょうか?
100 Vの卓上式電気オーブンレンジは、とにかく手軽に導入できるのが長所です。
買う時の注意点
本体と壁との隙間
おうちの作業台の奥行きが十分あるなら問題はありませんが、製品によっては排熱のために「背面と壁を50 mm~100 mm開けてください」と指定している製品があります。
でもキッチンの作業台は450 mm未満であることが多くて、50~100 mmもクリアランスを取ると、全体で500~550 mmほどになります。これだと安全に設置できません。
設置台の奥行きの確認
背面にクリアランスが必要な製品をちゃんと確認しないまま買って、置けないからといって背面とのクリアを狭くすると正常に排熱できなくなり、故障や火災の原因になります。
なので購入前にまず設置する台の奥行きを測ってください。それから製品の設置条件と照らし合わせて、ちゃんと置けるか確認しましょう。
このページでは下のほうでオススメの製品も紹介していますが、そこでは外形寸法、庫内寸法、必要な設置スペースもそれぞれまとめていますので参考にしてください。
W数が高い
W数が高いほうが高出力、高い火力を出せます。卓上式のオーブン機能なら、100 Vで1200 W~1400 Wくらいが一般的です。
また、電子レンジ機能は600 W~1000 Wが一般的です。
庫内が大きく、高さがある
大抵の料理、容器などは入るのでそこまで気にする必要はないかもしれません。でも例えば、私の場合は小型のブレンダー(ミキサー)の材料を入れて電子レンジで温めることがあるのですが、過去に使っていた小型の電子レンジだと入りませんでした。新しく買い替えてからは入るようになったので非常に助かっています。(その当時はブレンダーを使うことを想定していなかった)
なので、そういう点も一応検討したほうがいいですよ。
「多機能=便利」ではない
こういう製品を買う時、どうしても多機能な製品を欲しくなりがちです。
でも、よほど家電リテラシーや調理リテラシー(家電を使いこなす能力)が高くないと結局はほとんどの機能を使うことができません。機能の存在自体を知らないまま使うこともありえます。
例えばダイヤルを回すだけでメニュー番号を選ぶだけならまだいいですが、何度もボタンを押さないと選べないような調理方法や設定をすることは、普通の人にとっては難しいです。
料理にこだわりがあるから頑張ってでも使いこなしたい
メカに強い自信がある
そういう自覚のある人ならいいでしょうが、そうじゃない限りは無闇に多機能な製品を買うのは避けたほうがいいでしょう。4
オススメ製品ランキング
3位: シャープ ヘルシオ AX-XW500 30 L 2段調理
機能だけで見ればダントツ1位でいいと思うんですが、価格が高いのでこの順位としました。
- シャープ ヘルシオ AX-XW500
メーカー公式ページ。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイプ | 電気オーブンレンジ |
設置方式 | 卓上式 |
シリーズ名 | ヘルシオ |
加熱方式 | コンベック、スチーム |
品番 | AX-XW500(AX-XW500-R, AX-XW500-W) |
容量 | 30 L |
最高温度 | 250℃(予熱時は300℃) |
電子レンジ定格消費電力 | 1460 W |
オーブン定格消費電力 | 1410 W |
グリル定格消費電力 | 1410 W |
対応ガス質、ガス種 | 無し |
発売日 | 2018年06月14日 |
本体寸法 | 幅490*奥行430(490/開扉735)*高さ420 mm |
庫内寸法 | 幅395*奥行305*高さ240 mm |
カラーバリエーション
本体の色は赤色と白色があります。
- AX-XW500-R(赤色)
- AX-XW500-W(白色)
AX-XW500とAX-AW500との違い
- AX-XW500
- AX-AW500
- AX-AS500
同時期に発売された製品には、微妙に名前の違う3種類があります。
ここではAX-XW500を紹介しているのでこれを軸に考えると、AX-XW500は3つの中で一番大きい30 Lで、しかも2段調理に対応しています。3つのなかでは一番上位機種です。
他の2つは26 Lで、1段調理です。また、AX-AS500には無線LAN、スマートスピーカー機能がありません。
製品 | 容量 | 任せて調理 | 無線LAN | スマートスピーカー | COCORO KITCHEN | 調理段数 | あぶり豊潤焼き |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AX-XW500 | 30 L | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 2段 | ◯ |
AX-AW500 | 26 L | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 1段 | |
AX-AS500 | 26 L | ◯ | 1段 |
Amazon Alexa搭載、Google アシスタント搭載のものが使用可能です。
5
スマートスピーカーとヘルシオを連携するには会員登録が必要です。↓↓↓
スマートスピーカーとヘルシオを連携してご利用いただくには、シャープの会員サイト「COCORO MEMBERS」への登録が必要です。
5
クックブックメニュー数が466種類、自動メニュー数が431種類
一般的なオーブンレンジだと、70種類前後が一般的ですが、ヘルシオは400種類を超えます。
上でも説明しましたが、使いこなすにはある程度のリテラシー(使いこなす能力)が必要なものの、使いこなせる人にとってはコレ以上無いほど楽しい機器であることに間違いはありません。
ヘルシオとスチームハイクッカーの違い
- ウォーターオーブン ヘルシオと過熱水蒸気オーブンレンジって何が違うの?
メーカー公式ページ。
- スチームハイクッカー(過熱水蒸気オーブンレンジ)
- ヘルシオ(ウォーターオーブン)
この2つは値段が2倍~3倍くらい違いますが、一体何がどう違うのか。
詳細は上のリンクを読んでもらったらいいんですが、めっちゃ要約するとこんな感じです。以下、箇条書きにします。
普通の過熱水蒸気オーブンは初動の温度が低くてスチーム(過熱水蒸気になる手前)で調理する時間が存在する。
でもヘルシオは最初から最後まで過熱水蒸気で加熱するから低酸素調理が可能で、調理中の最低酸素濃度は1%以下だから調理で料理が酸化しない。
でも料理の酸化を防ぐことがいかに重要かは一般的にはあまり知られていない。
なぜこれが可能かというと、ハイパワーのヒーターを搭載し、さらに庫内の気密性が高いから。
「COCORO KITCHEN」の使い方
- COCORO KITCHEN
COCORO KITCHEN(ココロ・キッチン)とは、AIoTクラウドサービスです。
「トンカツを温めたい」と話しかければ、それに適したメニューを設定してくれるし、「牛肉とタマネギを使ったメニューは無い?」とか「今晩は何を作ろう?」と話しかければ、クラウド上から料理を検索して音声対話で提案してくれます。6
下の動画は2016年時の公式によるCOCORO KITCHENの紹介です。
ヘルシオAX-XW500の設置スペースと空き寸法
- AX-XW500
- AX-XW400
- AX-XW300
これらのヘルシオの設置スペースは非常に優秀です。
左右のスペース不要(0 mm)、背面のスペースも不要(0 mm)、上部に100 mmのスペースがあればいいだけです。もちろん前面は開放です。7
2位: パナソニック エレック 26 L NE-MS264
- オーブンレンジ NE-MS264 |パナソニック
メーカー公式ページ。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイプ | 電気オーブンレンジ |
設置方式 | 卓上式 |
シリーズ名 | エレック |
加熱方式 | コンベック、スチーム |
品番 | NE-MS264 |
容量 | 26 L |
最高温度 | 250℃ |
電子レンジ定格消費電力 | 1420 W |
オーブン定格消費電力 | 1270 W |
グリル定格消費電力 | 1220 W |
対応ガス質、ガス種 | 無し |
発売日 | 2017年09月01日 |
本体寸法 | 幅500*奥行400*高さ347 mm |
庫内寸法 | 幅319*奥行350*高さ215 mm |
エレックNE-MS264の設置スペースと空き寸法
左右は20 mm、上部には100 mmのスペースが必要です。でも背面の空き寸法は不要です。壁にぴったりくっつけて置くことができます。
本体の奥行きが400 mmですから大抵の作業台に乗せることができるはずです。
1位: シャープ 過熱水蒸気オーブンレンジ スチームハイクッカー RE-SS10B-R 31 L 2段調理
- スチームハイクッカー|過熱水蒸気オーブンレンジ|シャープ
メーカー公式ページ。
項目 | 詳細 |
---|---|
タイプ | 電気オーブンレンジ |
設置方式 | 卓上式 |
シリーズ名 | スチームハイクッカー |
加熱方式 | スチーム、コンベック |
品番 | RE-SS10B |
容量 | 31 L |
最高温度 | 250℃ |
電子レンジ定格消費電力 | 1460 W |
オーブン定格消費電力 | 1400 W |
グリル定格消費電力 | 1400 W |
対応ガス質、ガス種 | 無し |
発売日 | 2014年06月 |
本体寸法 | 幅490*奥行445*高さ370 mm |
庫内寸法 | 幅405*奥行315*高さ235 mm |
スチームハイクッカーRE-SS10Bの設置スペースと空き寸法
- 背面と壁のスペースは不要(0 mm)
- 向かって右側は30 mm必要、左側は60 mm必要
- 上部は200 mm必要8
31 Lの大容量
パナソニックのエレックに比べると、設置スペースは少し見劣りするのですが、31 Lという大容量は魅力の1つです。だって、ヘルシオの一番大きいタイプでさえ30 Lなのにそれよりも大きいんですよ。ビルトインオーブンだと33 Lが主流ですが、それに匹敵する庫内の広さを持っています。
私も23 Lのシャープのオーブンレンジを持っています。RE-SS8Bっていう2014年の製品です。
単純に電子レンジとして使うだけなら、23 Lはそこそこ広くて不満はありませんが、オーブン・グリルに使うには少し狭いと感じます。エレックの26 Lならひと回り大きいですが、31 Lだとふた回り広い。高さのある大きな料理に使うことも考えているなら、やはり31 Lのほうが安心感がありますね。
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