エアコンを買い替える時に気にしたい搭載機能や取付業者に依頼する時に注意すべきポイント

2018年4月13日季節・空調家電, エアコン

この記事の概要
高性能のエアコンには色んな搭載機能がある。どんな機能がある把握しておくべき。
業者に依頼する際、どんな料金が発生するか事前に知っておくべき。
買う時の注意点とチェックリストを作った。買う直前に役立てて欲しい。

故障による急な買い替えや、余裕を持った買い替え、タイミングは色々あると思いますが、いざ買い替えようとすると気を付けなければいけない点がいくつもあって、しっかり準備したつもりでも思わぬ見落としのせいで思わぬ出費が発生する場合もあります。
ここではエアコンを買う時や、使う時、取付業者に依頼する時に知ってると得すること、買い方や注意点などを要約しました。

エアコン本体を買う時の注意点

付属品は全て揃っているか

本体の購入時にはダクトホースなどの付属品がついているかしっかり確認したほうがいいです。
取付業者によっては、ホースやスリーブなどは客負担で、業者が用意する場合は別途で追加費用が発生するというところもあって、その追加費だけで1万円することもあるからです。
取付業者とそのあたりをしっかり打ち合わせした方が後々のトラブルも減らせます。(これらについては後述します。)

スマートフォン等での遠隔操作対応機種か

IoT(モノのインターネット)が進むご時世、最近ではスマートフォン対応のエアコン機種も登場しています。これのメリットは何と言っても宅外から遠隔操作出来ることです。
帰宅前にエアコンをONにしたり、切り忘れを外出先でOFFに出来たら良いのになぁ・・・なぜメーカーは作らないんだとずっと思っていた人は多いはずです。

なぜ今まで作られなかったかというと法律で規制・制限されていたからです。しかし現在では電気用品の技術上の基準を定める省令についての解釈を一部改正し、条件付きで許可されるようになりました。これは2013年5月10日から適用されています。

ちなみにこれは使い方を間違えると事故に繋がる恐れがあるので、メーカーが喚起している注意点にしっかりと従ってください。

スマホでの遠隔操作のための無線LANアダプターやアクセスポイント機器が必要か

スマートフォン等でアプリを使って遠隔操作できるエアコンには、無線LANアダプターやアクセスポイント機器が必要なものと、不要なものがあります。これを確認しないと、後から気づいて余計な出費が発生しかねません。
別途購入するタイプだと、無線LANアダプターをエアコン本体の外側に設置することになるので少し目立ちます。また、業者に取付を依頼すると費用が発生する場合もあります。

  • 本体に取り付ける無線LANアダプターが最初からエアコン本体に内蔵されている機種もある。

  • 無線ルーターやインターネット環境が既に整っている場合、無線LANアダプターさえ取り付ければOKの機種もある。

  • 無線ルーターやインターネット環境が既に整っていたとしても、無線LANアダプターとは別に専用のアクセスポイント機器が必要な場合もある。(エアコンのメーカーによる)

  • スマホで操作できるようにするためには、トータルでおよそ1万円~1万5千円くらいは費用がかかると見込んでおくべき。

例えばパナソニック製品の場合は、本体に取り付ける無線LANアダプターとは別に、ルーターに有線で接続するアクセスポイント機器が必要です。家にあるパナソニック製品の通信をアクセスポイントで集約してから、ルーターに送っています。
もし家に3台以上のエアコン等があって、それらをスマホで操作できるようにしたいのであればパナソニックはお得と言えます。なぜなら他社の場合はアクセスポイントが不要な代わりに無線LANアダプターが1万円くらいしたりして高いからです。パナソニックの場合はアダプターが5千円くらいと安いのですが、別途で1万円くらいするアクセスポイントが必要です。

再熱除湿機能は搭載されているか

多くの廉価なエアコンでは、この再熱除湿機能は搭載されていません。

再熱除湿

通常の除湿機能を使った場合、除湿と同時に部屋の温度が下がる。
再熱除湿では、除湿するために冷やした空気を再び温めることで、室内温度を下げることなく除湿することが可能。

一番わかりやすい使用例は、梅雨の時期です。梅雨の時期は連日のように雨が降ると気温が下がると同時に湿度が上昇します。除湿をするとすごく肌寒くなる、でも除湿しないとジメジメする・・・というジレンマに陥ったことはありませんか?こういう場面で再熱除湿は役立ちます。勿論、除湿をして、寒くなったら暖房に切り替えて・・・って手動でやろうと思えばできなくもないですが、面倒な上に部屋の温度も安定しません。できれば欲しい機能の1つです。

エアコンを買うタイミング

エアコンの買い時には次のような3種類の視点があります。

  • 家電量販店の決算期に買う
  • ネットショッピングのセールで買う
  • 上記2つのタイミングを敢えて外して買う

家電量販店の決算期に買う

多くの会社の決算期が3月と9月です。家電量販店や家電メーカーも例外ではありません。
安値でもいいから決算期に売上をねじ込みたいという思いもあれば、3月と9月は冬と夏の終わりで在庫処分をしたいという思惑もあるので、季節物の家電はセールで安売りとなる傾向にあります。

ただしこのタイミングは、ほかの消費者達が狙っているタイミングでもあります。ただでさえ在庫処分で品薄なのに、それを争奪する状況にもなりやすいので、狙っていた商品が買えないという事態が他の時期に比べて起こりやすいのが難点です。

ネットショッピングのセールで買う

例えばamazonなら何度か大セールがあって、アマゾンプライムデーや、サイバーマンデーなどで大型家電が安売りとなる場合があります。

ただし、セールでは制限時間が設けられていたり、買いたい機種がセール対象ではないこともしばしばあります。また、工事とセットになっていることが確実ではないため、取付業者を別に依頼することになる可能性は高くなります。

そろそろ買い替え時かなーとぼんやり思っていて、偶然目ぼしい機種を見つけてこの際買い替えるかというスタンスの人に向いている買い方と言えます。

シーズン前に買う

上記の両方のタイミングを避けて買うのも1つの手です。
上記のタイミングでは安く買うことは出来ても、希望の機種やタイミングを自分の思った通りに選ぶことが難しいからです。
また、そのような繁忙期は工事のスケジュールが合いにくかったり、業者によっては施工精度が下がるという可能性も無きにしもあらずです。

例えば、オススメは5月~6月です。

  • エアコンがなくても過ごせる時期なので工事で戸を全開にしても苦にならない
  • 蚊の侵入も少ない(個人的にはとにかく蚊の侵入が許せない)
  • 9月や10月は暑かったり涼しかったりまちまち
  • その年の最新機種がリリースされている
  • 旧機種が安くで出回ることも多い
  • 夏本番前に新調できる

本体価格以外の費用に注意

他の家電とは違い、洗濯機やエアコンといった大型で配管の接続が必要な機器は取付業者に依頼するのが一般的で、当然、費用が発生します。

料金相場は本当にさまざまで、一概に「何円くらい」と言うことはかなり難しいです。
例えば、本体費用を除いた [既存取り外し費+新品取り付け費+既存処分費] などの合計についての事例を以下に列挙します。

地元の取り付け業者
金額:17000円から
  • 本体は客が用意。
  • 取り付け費用が10000円、取り外し費用は1000円、回収費用は3000円。
  • 処分する旧本体の運搬に3000円~7000円。
amazonで見掛けた事例
金額:約30000円から
  • 本体購入と工事をセットで申し込みなら、標準工事費は18000円くらい。標準工事費に含まれる取り付けパーツの例(配管・走査線・ドレンホース4 m、プラベース・サドル2個、エアコンパテ・つば付きスリープ1個)
  • でも既存取り外し費用と処分費用は別途必要。それぞれ約6000円。(6000円*2=約12000円)
  • 工事の依頼方法は、商品ご購入時にメールで
  • 追加費用については未掲載。
  • でも工事できるのは関東のみ。
全国展開している大手業者のサイト
金額:37000円から
  • 取付け+取外しだけなら20000円から。(でも本体だけ別途購入した場合、ホース等の付属品が付いていないことはよくある。で、ホースを業者に用意してもらうだけでプラス1万円とかになる)
  • 追加のパーツが必要なら別途追加で、最大50000円以上になる場合もある。
  • でも最初から全部セットで申し込んだら27000円から
  • 室外機が床への設置じゃない場合は別途費用発生。
  • 運搬費は別、処分費用も別。(めっちゃ小さい字で書いてあった)
  • 実際に作業をおこなうのは下請け業者
運搬費・処分費(リサイクル料)

廃棄する室外機と旧エアコン本体の処分費。無料で即日持ち帰ってくれるところもあれば、後日 有料で宅配業者が回収に来る場合もあるので、費用や条件について事前に確認することが大事。

標準的な工事費用
項目 費用
取り外し工事費のみ 1000円~8000円
取付け工事費のみ 10000円~16000円
処分するエアコンの運搬費 0円~10000円
処分費(リサイクル料) 0円~7000円

これだけで済めば良いのですが、次のように追加料金が発生する場合もあります。

専用のコンセントや電圧調整で追加料金が発生することもある
追加工事と金額の一例
項目 費用
室外用化粧カバー設置 10000円
壁の穴開け 6500円~22000円
コンセント交換 3500円
電圧切り替え 7000円
エアコン専用回路増設 16500円
ガスチャージ(冷媒の充填) 20000円

新規設置ではなく、ただ付け替えるだけなのであれば追加工事が複数同時に必要になるケースはあまりないはずですが、上記の例から安くても2万円、上はキリがありませんが状況によっては5万円くらいは覚悟が必要です。

なので、出来れば下見してもらう+見積もりを取ることで、これ以上は金額発生しないよねっ!?ねっ!?という安心感を得るのはとても大事です。
下見をしてもらえば、工事を開始してから追加工事が発生するリスクを減らせます。何のための下見なんですか?と、こちらも強く主張することができますし、それと同時に業者が泣くことも減らせます。お互いハッピーです。

取付業者と本体購入先を別にする事は極力避ける

本体だけを購入して、取付は別の業者に依頼した方がトータルで安くなる場合は多いですが、私ならなるべく避けます。

  • 業者とのやりとりが2倍になる
  • それぞれのスケジュールを気にする必要がある
  • トラブルがあった場合、保証や責任の所在が曖昧になってしまう

保証には2種類あります。

  • 製品本体に対する保証
  • 工事に対する保証
販売業者と取り付け業者を別々にした場合

後でエアコンに不備があった場合、その不具合の原因が本体にあるのか、取り付け方にあるのか、また再工事の費用はどうなるのか、何だか不透明な部分がどんどん出てきます。

販売と取り付けを一元化しているところに依頼した場合

もし工事に問題があればとりあえずは販売元に問い合わせれば簡単に解決へと向かいやすいです。
なぜなら、取り付け業者は本体販売元の下請けであることが一般的だからです。客が販売元に不満を報告すれば、下請けは元請けである販売元に対して大きな態度が取れないので、保証による再工事が容易となります。
なので、取り付け業者の施工不良やトラブルについての問い合わせが本体販売元のところで買うというのはとても利口な買い方と言えます。
また、不具合に対する保証や事前の取り決めについても、窓口が1つなので何かと楽です。

処分するエアコンや室外機を玄関まで運ばされる可能性に注意

処分する室外機等を設置していた場所から玄関先まで自分で運ばされるケースもあります。広い土地で外部から簡単に搬出できるならいいのですが、室内の階段を通らなければならないような場合は絶対に避けるべきです。

  • 室外機は非常に重い
  • 男性でも運ぶのは大変
  • 宅配業者による後日回収も避けるべき
  • チカラを持て余しているとか、よほど金欠でもない限り、とにかくちょっとくらい高くても全部やってもらえる方がいい

施工前と施工後の状況を写真や動画で記録すべき

  • 壁紙のめくれや傷などを事前に撮影したり業者と確認し合う
  • 搬入経路の玄関や廊下など、傷が付きそうな箇所を事前に撮影する
  • ガンガン記録を残されているという認識を工事業者に持たせることが出来る

例えば業者が到着した時、工事開始前に一言断りを入れて動画撮影をして、あなたが床や壁紙のどこにも傷は無いですよね?と聞いて、業者がはい、無いですねと答えるやりとりを残しておけば、万全です。

まるで業者を信用していないような振る舞いで、もしかしたら業者さんによっては不快に思う方もいるかもしれませんが、あとで揉めたり嫌な思いをするよりよっぽどマシです。状況に応じて、やって損はありません。

購入時のチェック項目

本体購入時
  • 付属品は確認したか
  • 連絡先は工事と一元化できているか
  • 新本体の運送費等、追加費用は無いか
  • 冷媒は充填されているか(普通はされている)
取り付けの注文時
  • 保証についての取り決めや問題発生時の連絡先は確認したか
  • 業者に下見はさせたか
  • 見積もりは取ったか
  • 追加料金が発生しないことを念押ししたか
  • 取り外し費用は確認したか
  • 取付費用は確認したか
  • 追加工事の有無は確認したか
  • 運搬費、処分費、リサイクル料金は確認したか
  • 旧本体や室外機は即日処分してくれるか
  • 旧本体も室外機も玄関まで運搬してもらえるか
工事当日
  • 施工前の状況は動画や写真で保全したか
  • 部屋には傷がないことを業者と事前に確認したか