高性能ゲーミングマウスのオススメ4選(2020年)

2019年7月30日

ストレスなくPCでマウス操作をしたいなら、良いマウスを使うべきです。ここではロジクールのゲーミングマウスを中心に、私がオススメしたい順に紹介します。

ゲーミングマウスと言っても別にゲームだけじゃなくて、仕事でも使うことはできますし安いマウスよりも快適です。

編組ケーブルかワイヤレスか、どちらにするべき?

ここでは、ワイヤレスも有線も両方紹介しています。それはなぜか。少し説明しておく必要があるかもしれません。

以前まで有線派だった私はマウスを買う時にまず「有線とワイヤレス」どっちを買うか決めてから、検索していました。でも最近はワイヤレスを前提にしつつ、どっちも吟味しています。それは、ワイヤレスマウスでも線を変えれば有線でもバリバリに使えると気づいたからです。詳細は下記リンクへ。

なのでここでは、どちらか一方ではなく垣根なく紹介したいと思います。

編組ケーブル:ロジクール G502 HERO

G502 HEROハイパフォーマンス ゲーミング マウス

メーカー公式ページ。

G502 HERO、これはG502のバージョンアップモデル(マイナーチェンジモデル)です。このマウスは有線オンリーで、ワイヤレスマウスではありません

私もこれ使ってるんですけど、めっちゃいいです。100点満点とまではいきませんが、特別大きな不満はありません。ちなみに今まではG700s、それ以前はG9っていうのを使っていました。どれもロジクール製品です。

YoutubeにはG502のレビュー動画がいくつかあります。

編組ケーブルが柔らかくなった

G9(2007年発売)という結構前のモデルと比べてすみません。G9も一応編組でしたが、現行の編組ケーブルは更に柔らかくなっています。横方向、縦方向どちらの動きでもケーブルの抵抗感はほとんどありません。

昔のケーブルのほうがもっとパリッとした硬さがあって、梱包時の折れ目がずっと残っていました。以前の硬さでも全然支障はなかったのですが、更に進化したという感じ。

手の平が内側を向くので疲れにくい

そんなに大げさな角度ではないんですが、G9と比べると手のひらは真下ではなく少しだけ内側を向きます。なので肘とか手首への負担はちょっとは改善されていると思います。でもほんのちょっとね。

11個のボタンと12個のボタン

新旧ともにボタンは11個のはずですが、旧型の紹介ではホイールの高速スクロール切替のボタンまでカウントして12個と言っているみたいです。

もうひとつ。持っていない人が勘違いしやすそうなのがここ↓

ここはボタンじゃない

3本の光が入っててプロファイルの切替時に光ったりしますがボタンではありません。

G7ボタン、G9ボタンは押しにくい

この2つのボタンのことです。

G7ボタン(サイド)とG9ボタン(真ん中)

それ以外は結構押しやすいです。ただこの位置のボタンは別にG502に限らずどんなマウスでも押しにくいので、私はあまり気にしていません。というか最初から諦めているんです。「どうせなら小指の先とか、人差し指の第二関節あたりに配置できないのかな?」とかいつも思っちゃうんですけどね。

1~2個、ボタンの不足を感じる

マウスの操作性自体に不満はありませんが、親指部分で3つのボタン、人差し指で2つのボタンというのはちょっと物足りないと感じます。

ここはすごく個人的な話になってしまいますが、ウェブブラウジングではEnd, Home(ページ上下の移動、Twitterでよく使う)やF3, LSHIFT+F3(文字列検索)これだけでボタンを4つ占有しますから、私の使い方ではボタンが足りません。G700sを使っていた頃は親指で押す4つのボタン配置が丁度合っていて使いやすかった。この点については、G502ではかゆいところに手が届ききらない感があります。

ティルトホイール(左)がめっちゃ軽い

右倒しはちょっと抵抗を感じますが、左倒しはほとんど抵抗感なくクリックできます。G700sよりも圧倒的に軽いです。「軽すぎる!」と意見が分かれるかもしれませんが、私は慣れの問題だと感じました。

むしろ慣れさえすれば、この軽さは味方になります。

G502とG502 HERO、新旧の違い

冒頭でも言いましたが、G502 HEROはG502のバージョンアップモデル(マイナーチェンジ)です。両者で性能が異なる項目だけを一覧表で示します。

G502とG502 HEROの違い
項目 G502 HERO(新) G502 RGB(旧)
センサー HERO PMW3366
解像度 100~16000dpi 200~12000dpi
最大速度 400IPS 300IPS
プロファイル数 5個 3個
耐久性 5000万回クリック 2000万回クリック
本体寸法 幅75x高さ40x奥行132 mm 幅77x高さ38x奥行131 mm
重量 121 g 168 g
(ケーブル含む)
発売日 2018年10月 2016年2月

正直、センサーや解像度の違いは体感でそこまで分かるものでもないし、最大速度で操作する人もまずいないでしょうから、一般ユーザーにとって性能面では両者に大差はなく、G502 HEROじゃなくても旧型のG502 RGBで十分だと私は考えています。

ただし、耐久性の高さによる長期使用の安心感は新型のG502 HEROのほうが断然あります。仮に1万回/1日クリックしても5000日(13.7年)耐えられる計算で、旧型の2000万回だと半分以下の寿命ですからね。

1日1万回って、24時間365日ぶっ通しで使用しても9秒に1回のクリック頻度で13年以上です。普通に考えたら旧型の2000万回でもそうそう潰れるものじゃないはずなんですけど、私の場合は以前使っていたG9がチャタリングを頻繁に起こすようになってやむなく買い替えた経緯があるので、耐久性の高さを重視しています。

ただ、もしかしたらこれは旧型発売以降にも2年半続けてきたテストの回数をプラス3000万回加算しただけで、実際のところ両者には差はないのかもしれませんけどね。単純計算だと、0.38秒に1クリックのペースで2年半テストすれば3000万回に達するので。

チャタリング(chattering)

シングルクリックをしたつもりなのに、意図せずダブルクリックが起きたりするトラブルのこと。可動部の劣化により起こる。

それでも私は、旧型ではなく2年半あとに発売された新型(HERO)を推したい。

ワイヤレス:ロジクール G700s

入手困難

購入当初、私は「このマウスはハズレだな」と思っていたのですが、今となってはなかなかの良作だったと感じています。それはケーブルの改造を経てそう思うようになりました。(後述)
ただ現在では型が古いせいか入手が困難です。

G700sの重さ

1本の単三充電池込み、ケーブル無しで127 g。人によっては重いと感じる重量です。

実際、私も109 gのG9を追加ウェイト0個で使っていた後にこれに切り替えたら、たった+18 gでもすごく重く感じました。3年ほど使ったらかなり慣れてしまいましたが、やっぱり軽いと疲れにくいのでここはマイナスポイントです。でもそれを差し引いてもG700sは工夫次第でとても魅力的だと今でも感じます。

充電すぐ切れる

設定や使用時間にもよりますが、1日に2回も充電が必要になることもあります。なので私は基本的には有線で使ってたのですが、G700sの付属のケーブルはとても太くて固くて重い。接続したまま使用すると凄くストレスを感じます。

でもある日、同じマウスを持つ友達に教わったんです。「ケーブルだけ変えた方が良いよ」と。マウスは箱を開けたらそのまま使うものだと思ってたので正直その発想はなかった。目からウロコ。

G700sのケーブルを交換する

なのでちょっと面倒ですが、ナイロン製の編組ケーブルを別途購入して交換するのがオススメです。

G700sの場合、端子がそれぞれUSB (Type-A, いわゆる普通のUSB) と micro USB (micro Type-B, 断面が台形)です。(要は A to micro-B)←注意:3.0 micro-Bじゃないよ!!
なので例えばこれとかオススメ↓↓↓

USBの形状さえ合えば別にこれじゃなくてもOK。マウス付属のケーブルが恐ろしく硬いので、たぶんどんなケーブルでも大なり小なり改善はされるはずです。ただし、各条件を満たす製品は上で紹介した製品くらいです。消去法で。

  • 安さ(1000円前後が望ましい)

  • 長さ(2 mは欲しい、1.8 mでは短い、でも3 mも要らない)

  • 編組ケーブル

電池切れのストレスから開放される

G700sの「頻繁な電池切れ」と「有線の重さ」はどっちもストレスです。

でも上記のようにケーブルをカスタムすれば普段から有線でも重さやストレスを感じなくなります。有線で使えば電池切れの心配もなくゲームも楽しめるし取り込み中の作業も邪魔されない。ベッドに寝転びながら使いたい時はケーブルを外してワイヤレスマウスの本領発揮!そのまま使っていた時の不満点がたったこれだけでほとんどなくなるんです。

G700sのみならず、編組ケーブルが付属していないワイヤレスマウスを使うなら絶対必要なカスタムです。ちなみにワイヤレス用のレシーバーは付属しているので別途購入は不要。

ワイヤレス:ロジクール G903 LIGHTSPEED

G903 LIGHTSPEEDワイヤレス ゲーミング マウス

メーカー公式ページ。

かなり軽量

ケーブル有りだと144 gですが、ケーブル無しだと108 g。これはすごく軽いです。しかもワイヤレスでケーブルの抵抗もゼロで、1回の充電で140時間も使用可能。確実に快適です。

ボタン配置には難あり

このマウスは左右対称で、右利きでも左利きでも使えるユニバーサルデザインです。でも私はそれが良いとは思いません。なぜなら手のひらは左右対称じゃないからです。

しかも左右対称ということは手のひらが真下を向くことになりますから、手首への負担は多少なりとも増えます。これが5000円程度ならまだしも、フラッグシップモデルとして買うには正直いって抵抗がありますね。

実際に使えるボタンは少ない

中央部分の2つのボタンも、小指側の2つのボタンも実際に使うのは難しいと感じます。となると、メインで使うのはティルトホイールと親指の2つのボタンだけ。私としてはちょっと物足りません。例えば・・・・

  • 手首が真下を向いても問題ない

  • とにかく軽いワイヤレスマウスが欲しい

  • ボタンはそんなに多くなくていい

  • POWERPLAYワイヤレス充電(マウスパッドからの持続的な充電)が使いたい

こういう条件を満たせるなら、逆にG903 LIGHTSPEED 一択と言ってもいいくらいです。これは使い方とか環境に大きく依存するでしょうね。

G903 LIGHTSPEEDならPOWERPLAYマウスパッドも無いと意味ない

G700sの場合はケーブルの交換を推奨しましたが、G903 LIGHTSPEEDの場合はPOWERPLAYでワイヤレス充電すること前提にしたほうがいいでしょう。っていうかこの充電パッドを使わないのであれば、わざわざG903 LIGHTSPEEDを買う必要がないと思うんですよね。この2つはセットで初めて意味を成すものです。

ワイヤレス:ロジクール G602

ワイヤレス機能はG700sよりも上

2本のCR2充電池込み、ケーブル無しで152 g。ケーブル無しでこれはちょっと重い。

充電池が1本だと125 gで、G700sより2 gだけ軽くなります。

駆動時間は電池2本なら250時間。1日10時間使ってもほぼ1ヶ月電池交換不要という計算になります。ほぼ毎日充電が必要なG700sよりもワイヤレスでの持続性は比較にならないほど上です。

でも私はこのマウスにそこまで魅力を感じない。

親指のボタン6個は多すぎる

1つ目の理由。
G700sみたいに親指に4つのボタンを割り当てるならまだわかりますが、親指だけで6個も負担させるのはちょっとつらいものがあります。正直使いこなせる自信がありませんね。

1. ティルトホイールが無い

2つ目の理由。
ティルトホイールが無いこと。ティルトホイールは中央クリックの左右のボタンです。このボタンは凄くよく使うので絶対に必要です。このボタンがない時点で私の候補からは外れました。

上でも説明しましたが、G700sのケーブルを交換すれば、有線でも何不自由なく使用できるし、いざとなれば無線でも使えるし、G700sにはティルトホイールがありますからね。総合的にはG700sのほうが優れていると感じます。