iPhone用ノイズキャンセリング機能付Bluetoothワイヤレスヘッドホンのオススメ(高音質)

2018年12月10日

iPhone用、iPad用に適しているノイズキャンセリング機能付Bluetoothワイヤレスヘッドホン(BTヘッドホン)を紹介します。
しかも高級機です。高級機の定義は人にもよるので何とも言えませんが、このページでは3万円前後を1つのラインとしています。(色んな意見が飛んできそうですが。)

ここで紹介する製品はすべて下記の性能が搭載されていますので、個別での言及はしません。

  • ノイズキャンセリング機能付きだからハウジングは密閉型
  • 通話したりSiriなどと連携するためにマイクは搭載されている
  • コーデックはAAC対応

USBアダプターを所有していない人は下記リンクも参照してみてください。

ノイズキャンセリングとは

ノイズキャンセリングヘッドホン

雑音と逆位相の電気信号を音源信号に適量付加することにより、雑音と逆位相の音を発生させ、騒音をある程度相殺する方式のヘッドフォン。

大昔の高校生の時分、物理で音波について勉強した時にもし逆位相の音が出せれば、相殺されて無音環境が作れるのでは・・・でもそんな難しいこと出来るわけ・・・なんて思ったものですが、IT技術の進歩は凄いですね。

iPhone用、iPad用ならコーデックAAC対応のヘッドホン

ヘッドホンにiPhoneとかAndroidとか関係あるの?←あるんです。

iPhoneとAndroidではそれぞれ通信規格(コーデック)が違います。それぞれに合ったヘッドホンを買うべきです。もちろん、組み合わせを間違えたからといって音が鳴らないワケではありませんが、音質が悪くなります。この時に使われるコーデックがSBCです。でも、ぱっと聞いて「うわっ音ワルっ」という極端なものではありません。

とは言え、規格を合わせたほうが遅延が少なく、良質な音を再生することが可能になります。特に遅延の差は明確に違います。

SBC (SubBand Codec)

SBCは、AACで通信出来ない時、あるいはapt-Xで通信出来ない時に使う通信規格です。

SBCは、電話番号で通話するようなもの。例えばLINEやWechatはそれをインストールしている人同士でしか通話できません。LINEを使っていない人と連絡をとるには電話番号で通話するしかありませんよね。でもその電話の音質が悪いし画像も送れない。。。SBCはそういう存在です。なので通常、Bluetooth通信をするこの手の製品は「AACSBC」あるいは「apt-XとSBC」と複数の通信規格を備えています。さらに、AAC、apt-X、SBCの3つを備えた製品もあります。

もっと詳細が知りたい人は一度下記リンクを読んでください。

Beats Studio3 Wireless

Beats Electronics

アメリカで2008年に設立されたオーディオメーカー。創業者はDr. Dre(ドクター・ドレー, Andre Romel Young, 1965年2月18日生まれ)。
2014年にAppleに30億ドルで同社を売却し、Appleは100%主要株主となった。

現在、ビーツはApple傘下なので、これ以上なくiPhoneに適していると言えます。

Class 1 Bluetoothにも対応

Class 1 Bluetooth対応のApple W1チップが搭載されているので、接続性・バッテリー効率に優れています。
関連リンク:Apple iPhoneやAirPodsのBluetoothのClass

Beats Studio3 Wirelessのコーデック
Bluetooth Version 対応コーデック
4.0 AACSBC

カラーバリエーションが豊富

本当に色んな色があります。自分好みの色を選べるのも魅力の1つです。

  1. ホワイト
  2. クリスタルブルー
  3. シャドーグレー
  4. デザートサンド
  5. ブルー
  6. ポーセリンローズ
  7. マットブラック
  8. ミッドナイトブラック
  9. レジスタンス・ブラックレッド
  10. レッド

独自のNC機能Pure ANCを搭載

独自開発したNC(Noise cancellation)のPure ANCで外部の様子を随時モニタリングして、能動的に外部環境の騒音を遮断してくれます。

ただしこの機能はバッテリーの消耗を早めます。ON時で22時間再生可能ですが、OFFにすれば40時間の連続使用が可能になります。

ソニー WH-1000XM3

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM3

メーカー公式ページ。仕様表の一覧。

WH-1000XM3は2018年10月6日に発売したハイレゾ対応のヘッドホンです。
2017年10月7日に発売された前モデルWH-1000XM2の次期モデルです。

Youtuberの瀬戸弘司さんも使用

如何に良いヘッドホンか、動画でも伝わってきます。

操作が簡単

ヘッドホンに手を当てるだけで外部の音を聞けるようになる。(クイックアテンションモード)

誰かに話しかけられたり、急に外の音が聞く必要が出た時に、通常ならヘッドホンを外す必要がありますが、このヘッドホンならタッチ操作でそれが瞬時に可能になります。

本体のボタンでノイズキャンセル機能のON/OFF、外音取り込み機能(アンビエントサウンドモード)を切り替えられる。

例えば私の持ってるBOSEのQC35とかだと、ノイズキャンセル機能のON/OFFがスマートフォンなどでしか切り替えられない製品もあります。頻繁に切り替えたい人にはかなりオススメの機能です。

32bitのノイズキャンセリング・プロセッサー「QN1」を搭載

左右のイヤーカップの内外に各1個ずつ、合計4つのマイクでノイズ収集しています。
また、QN1の搭載により、前モデルに比べてノイズキャンセリング性能が4倍も向上しています。これには消費電力を低減する効果もあります。

5つのコーデックに対応

大抵はSBCをベースにして、AACかapt-Xのどちらかにしか対応していないことが多いのですが、このヘッドホンは5つのコーデックに対応しています。つまり、iPhoneだけではなくてAndroidユーザーにもオススメできるし、両方の端末を持っている人にはこれ一択と言ってもいいくらいにオススメできるヘッドホンです。

ソニー WH-1000XM3のコーデック
Bluetooth Version 対応コーデック
4.2
  • SBC
  • AAC
  • apt-X
  • apt-X HD
  • LDAC

ちなみに出力はPower Class2です。

Bose QuietComfort 35 wireless II

QC35 Ⅱ

メーカー公式ページ。

私はこのヘッドホンを持っているので、それを踏まえて紹介したいと思います。

QC25はJALファーストクラスでも使用

上で紹介した瀬戸弘司さんの動画の話によると、2015年頃にはこれと類似モデルのBOSE QC25がファーストクラスで採用されたことがあるそうな。

対応コーデックとBluetooth Version

Bose QuietComfort 35 wireless IIのコーデック
Bluetooth Version 対応コーデック
4.0 AACSBC

側圧が弱い

私はこのヘッドホン持っていますが、側圧の優しさ、ふんわり感はダントツだと思います。長時間装着していても耳や頭が痛くなりにくい。さすがに5時間超えてくると頭が痛くなることがありますけど、耳自体が圧迫されて痛くなることはありません。

NC機能が優れている

他のヘッドホンに比べるとNCが強くて、その代償としてホワイトノイズ(微かに聞こえるサーーという音)が少し大きいと感じます。でもその分、他のヘッドホンだと入ってくるようなノイズでも、このヘッドホンなら防いでくれているという印象があります。

NCは2段階の調整が可能ですが、ホワイトノイズが気になるなら弱で使用したほうがいいでしょう。自宅の部屋くらい静かなら弱でも十分です。