コードレス掃除機の人気製品を性能比較!ハンディ&スティックタイプ(主にダイソン)

2018年6月8日

人気がある掃除機のうち、コンセントが不要なコードレス掃除機にしぼってランキング形式でまとめました。ハンディタイプとスティックタイプです。

以下は掃除機に関する用語の定義と、このページで紹介するスペックの凡例です。

用語の定義と凡例

スペックを表すために各製品ごとに表示している項目の説明です。分かる人は読み飛ばしてもらって構いません。

タイプ
ハンディ、スティック、キャニスター、ロボットの4種類で表示。
コードレス
コンセントからの電力供給が不要な充電駆動かどうか。
集じん方式
サイクロン式、紙パック式か。
ごみセンサー
赤外線でホース内のゴミを感知する機能の有無。
ヘッドタイプ
モーター式、自走式モーター式、タービン式の3種類で表示。
騒音
dBで表示。
HEPA

HEPAフィルタ。ダニのフンや死骸から花粉のような微細な物質まで、とても小さなゴミでもキャッチしてくれる非常に高性能なフィルターのこと。
JIS Z 8122の規格に則り厳密に定義すると、定格風量で粒径が0.3 μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタのこと。

吸込仕事率

掃除機の吸引力を数値化したもの。 W数で表示する。 ただし掃除機にヘッドを付けていない状態の吸引力なので、ヘッドやブラシ形状次第で実力は大きく異なる。

2007年度施行の新JIS規格(JIS C 9108)に則れば、目安としては、コード付きの高性能なもので350~550 W1、ハンディスティックタイプだと20~100 Wの製品が多い。2
絨毯を徹底的に綺麗にしたいなら300 Wは必要

ゴミセンサー

掃除中のホース内を赤外線センサーでチェックして、ゴミの有無を知らせる機能。 この機能を持った掃除機は2018年現在では80機種ほどが流通しているが、アイリスオーヤマ、パナソニック、東芝の製品が多い。

ヘッドの種類
自走式のモーター式

モーターの力でヘッドが進むタイプなので力を入れずに掃除が可能。ただしヘッドの重量は重い。高級モデルによく搭載されている。

モーター式

ヘッド内のブラシをモーターで回転させる方式。エアタービン式よりも集塵力が高いとされ、絨毯・カーペットの毛やゴミがよく取れる。フローリングでも使用可能。ただしエアタービン式よりも価格が高い、重量が重いなどのデメリットもある。

エアタービン式

空気を吸い込む力でブラシを回転させる方式。3つのタイプの中では最も吸引力は低い。ただし価格は安く、コストパフォーマンスは高いと言える。ペットを買っていない家庭ならこれで十分であることが多い。

ダイソン掃除機全般について

ここではダイソン掃除機のコードレス・ハンディ・スティックタイプの製品全般について説明します。

ダイソン・コードレス掃除機の連続稼働時間(シリーズ別)

本来、シリーズによっては強弱の段階数やヘッドタイプが違うのですが、下記の表では簡略化のために3段階で表示しています。

また、発売時期は同じシリーズ内でも1年くらい前後するものもありますが、ここでは早い時期を基準としています。

稼働時間の目安
製品強モード通常モード最長時間充電時間発売時期
DC346分15分3.5時間2011年1月
DC356分13分3.5時間2011年2月
DC458分20分20分5.5時間2012年9月
DC626分17分26分3.5時間2013年8月
DC746分16分20分3.5時間2014年9月
V66分16~17分20分3.5時間2015年5月
V87分30分40分5時間2016年5月
V76分20分30分3.5時間2017年5月
V105分/8分35分/40分60分3.5時間2018年3月
  • 強モード:モーターヘッド有
  • 通常モード:モーターヘッド有
  • 最長時間:モーターヘッド無

これまでの製品では、「強モードで5分~7分程度稼働する」ということが公式ページでも確認できましたが、V10ではその言及を見つけることはできませんでした。(ちょっと悪意を感じる)
V10の強モードの場合、ミニモーターヘッド使用時で5分、ソフトローラークリナーヘッド使用時で8分です。

ダイソンの吸込仕事率

ダイソン製品の多くでは吸込仕事率が表示されていません。そもそも家庭用品品質表示法において、コードレス掃除機のように電源に電池(充電池を含む)を使用するものには吸込仕事率の表示義務が無いからです。34

でも2014年のダイソン製品では100 W、2016年のダイソンV8シリーズでは115 Wと表示されているので、最新機種でも同等以上の性能があると考えられます。この数値は同タイプの掃除機としてはトップクラスです。ちなみに2011年のDC34では65 Wでした。

ただ、吸込仕事率はあまり実用的な数値ではなく、実際の効率はヘッドやブラシの仕様によって大きく変わるので、この数値にこだわりすぎても仕方ありません。あくまで1つの指標としてみましょう。海外ではダストピックアップ率と呼ばれる指標の方が一般的です。

ダストピックアップ率
じんあい除去能力

IEC(International Electrotechnical Commission, 国際電気標準会議)が定める指標。
カーペットに散布したゴミを規定の回数、動作、速度で実際に掃除機で吸って、その効率を数値化したもの。パーセントで表示する。

ダイソン掃除機のHEPAフィルタの有無とポストモーターフィルター

  • 少なくともこのページで紹介しているダイソン製品にはJISの定義上でのHEPAフィルタが搭載されていない。

  • でも、これらの製品に搭載されているポストモーターフィルターでもHEPAフィルタと同じように、0.3 μmの粒子を99.97%除去できる

  • だからこのページでの性能一覧ではHEPAフィルタの有無については△と表記している。

コードレス掃除機のメリット、デメリット

コードレス掃除機のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット
  • 取り回しが良く、手軽に掃除できる。

  • 車の掃除など、電源がない場所でも使える。

デメリット
  • 稼働時間が短いので一軒家全てを掃除するには充電が足りない。

  • 充電時間が長い。

  • 吸引力がコード付き掃除機より弱い。

  • 経年によってバッテリーが劣化して、稼働時間が短くなっていく。

総合的にみて、従来のコード付き掃除機のような大がかりな掃除には不向きですが、毎日のこまめな掃除には最適です。

あくまでコード付き掃除機をメイン機として、ちょっとしたゴミを吸い取るような時に使うサブ機としてはとても有用です。

こういう人はコードレス掃除機を買うと有意義

  • 既にメインのキャニスター式の掃除機を持っていて、追加でもう一台欲しい人。

  • 小さなお子さんがいて、お菓子の食べこぼしなどをササッと掃除したい人。

  • 3階建て住宅などで、掃除機の持ち運びに苦労している人。

  • 一人暮らしで大きな床面積を掃除しないので、長時間使用する必要がない人。

  • 普段から掃除をサボリ気味で部屋の片隅にわたぼこりがよく舞っているが、そういう生活を打破したいという人。

部屋の掃除がサボり気味になるというのは掃除機を用意する手間が面倒くさいというハードルがあるせいでもあります。コードレス掃除機を買えば「これからはこまめに掃除しよう!」とマインドを一変させるチカラもあります。

充電を使い切ってはいけない

もし1台のコードレス掃除機しか持っていないのなら、掃除が完全に終わるまでは充電を使い切らないほうがいいです。

なぜなら、最後にゴミを捨てた際に散らばったゴミを再度掃除する手段がなくなるからです。また、ホースがないので本体を掃除することもできない点にも注意が必要です。

5位:Dyson V10 Fluffy SV12 FF

Dyson V10 Fluffy SV12 FF

公式サイトで見る

タイプ
ハンディ、スティック
コードレス
集じん方式
サイクロン式
騒音
不明
HEPA
吸込仕事率
不明
ゴミセンサー
ヘッドの種類
モーター式
発売時期
2018年3月
稼働時間の目安
製品強モード通常モード最長時間充電時間発売時期
V105分/8分35分/40分60分3.5時間2018年3月
  • 強モード:モーターヘッド有
  • 通常モード:モーターヘッド有
  • 最長時間:モーターヘッド無
  • パワーは弱中強の3段階。

  • 本体底面の滑り止めゴムにより、壁への立てかけが可能になった。

  • 定義上でのHEPAフィルタは搭載していないが、この製品に搭載されているポストモーターフィルターでも0.3 μmの粒子を99.97%除去できる。(だから上記性能一覧では△と表記している)

  • 3.5時間充電。最長で1時間(60分)の稼働が可能。(ソフトローラークリナーヘッド使用時は40分)

V6, V8, V10を使って車の掃除をしている動画
各メーカーの掃除機の比較レビュー
  • アイリスオーヤマ製(型式詳細不明)
  • マキタ製(型式詳細不明)
  • パナソニック製(型式詳細不明)
  • ダイソン V6
  • ダイソン V8
  • ダイソン V10

Dyson V10 Fluffy SV12 FFの口コミ評判要約

  • 押し続けることでONになるトリガーボタンが案外疲れる。

  • 排気量も吸引力も旧モデルより大幅にあがっていて、体感では15%くらい上がっている。

  • パイプを繋いだ状態だと全長が長く、低身長の人にとっては操作しづらいかもしれない。

4位:Dyson V6 Fluffy

Dyson V6 Fluffy

公式サイトで見る

タイプ
ハンディ、スティック
コードレス
集じん方式
サイクロン式
騒音
不明
HEPA
吸込仕事率
不明
ゴミセンサー
ヘッドの種類
モーター式
発売時期
2015年5月
稼働時間の目安
製品強モード通常モード最長時間充電時間発売時期
V66分16分20分3.5時間2015年5月
  • 強モード:モーターヘッド有
  • 通常モード:モーターヘッド有
  • 最長時間:モーターヘッド無
  • 名前にFluffyと付いているタイプにはモーターヘッドが付属していないが、ミニモーターヘッドやソフトローラークリーナーヘッドが付属している。

  • 定義上でのHEPAフィルタは搭載していないが、この製品に搭載されているポストモーターフィルターでも0.3 μmの粒子を99.97%除去できる。(だから上記性能一覧では△と表記している)

  • 5時間充電。最長で40分の稼働が可能。(モーター駆動のヘッド使用時は30分)

Dyson V6 Fluffyの口コミ評判要約

  • クリアビンの容量が小さいので毎回ごみ捨てが必要になる。

  • また、内部でゴミが塊になって詰まり、逆さにしても落ちてこない状態になってしまうのが面倒。

  • パーツの経年劣化が早いと感じる。(2年程度でかなり劣化した感が出る)

  • デザイン性は申し分ない。

  • モーターヘッドよりもソフトローラークリーナーヘッドのほうが壁際のゴミを綺麗に取りやすいし床掃除も効率的で便利。

  • 2部屋程度なら、通常モードで1回で掃除できる。

  • パワフルで、米粒もペットの毛もしっかり吸い取ってくれる。

  • 手軽に開始できるので、掃除が楽しくなった。

3位:Dyson V8 Absolute SV10ABL2

Dyson V8 Absolute SV10ABL2

公式サイトで見る

タイプ
ハンディ、スティック
コードレス
集じん方式
サイクロン式
騒音
不明
HEPA
吸込仕事率
不明
ゴミセンサー
ヘッドの種類
モーター式
発売時期
2017年5月
稼働時間の目安
製品強モード通常モード最長時間充電時間発売時期
V87分30分40分5時間2016年5月
  • 強モード:モーターヘッド有
  • 通常モード:モーターヘッド有
  • 最長時間:モーターヘッド無
  • 定義上でのHEPAフィルタは搭載していないが、この製品に搭載されているポストモーターフィルターでも0.3 μmの粒子を99.97%除去できる。(だから上記性能一覧では△と表記している)

  • 5時間充電。最長で40分の稼働が可能。(モーターヘッド使用時は30分)

Dyson V8 Absolute SV10ABL2の口コミ評判要約

  • ヘッド形状の問題らしく、壁際のゴミが少し吸い取りづらい。

  • 他社製品で掃除したあとでもゴミが取れるくらい高性能音。

2位:マキタ CL107FDSHW

CL107FDSHW(1.5Ah)

メーカー公式ページ。

タイプ
スティック
コードレス
集じん方式
紙パック式
騒音
不明
HEPA
吸込仕事率
パワフル:32 W、強:20 W、標準:5 W
ゴミセンサー
ヘッドの種類
不明
発売時期
2016年10月頃(?)
稼働時間の目安
製品パワフル通常充電時間発売時期
CL107FDSHW10分(32 W12分(20 W25分(5 W22分2016年10月頃(?)
  • 10.8 Vスライド式

  • バッテリBL1015・充電器DC10SA付( リチウムイオン1.5 Ah

  • バッテリーを含んでも重量が1.1 kgと超軽量。

  • (ノズル・パイプを除く)

  • 紙パックなので手を汚さずゴミ捨てが可能。

  • 1回22分の急速充電に対応。

  • マキタの電動工具用のバッテリーとも互換性がある

  • 他製品、特にダイソンに比べて大幅に低価格で、コスパが高い。

マキタ CL107FDSHWの口コミ評判要約

  • 吸引力が弱い。フローリングでは問題はないが、絨毯では力不足。

  • デザイン性には欠ける。

  • 軽いから手首が疲れない。

  • 高速充電が便利。

マキタ CL107FDSHWに対する個人的総評

過度に期待してガッカリしている人と、価格相応と見て買って満足している人の両方が見受けられます。

吸込仕事率だけで吸引力を語ることはできませんが、通常、コードレスのスティックタイプなら吸込仕事率は20~100 Wほどで、この製品の吸込仕事率5~32 Wというのは決して高い数値ではありません。砂などの重いゴミを吸うには不向きなので、あくまでもライトな使い方を前提にしたほうがいいように感じました。

また、紙パック式なので、電気代以外にもランニングコストが発生する点にも注意が必要です。

1位:Dyson V8 Fluffy SV10FF2

Dyson V8 Fluffy

公式サイトで見る

タイプ
ハンディ、スティック
コードレス
集じん方式
サイクロン式
騒音
不明
HEPA
吸込仕事率
不明
ゴミセンサー
ヘッドの種類
モーター式
発売時期
2017年5月
稼働時間の目安
製品強モード通常モード最長時間充電時間発売時期
V87分30分40分5時間2017年5月
  • 強モード:モーターヘッド有
  • 通常モード:モーターヘッド有
  • 最長時間:モーターヘッド無
  • 定義上でのHEPAフィルタは搭載していないが、この製品に搭載されているポストモーターフィルターでも0.3 μmの粒子を99.97%除去できる。(だから上記性能一覧では△と表記している)

  • 5時間充電。最長で40分の稼働が可能。(モーター駆動のヘッド使用時は30分)

Dyson V8 Fluffy SV10FF2の口コミ評判要約

  • 他社製品とは比べ物にならない吸引力がある。

  • 吸引力はそこまで強いと思わないが、吸引力だけに頼らずにヘッドでのゴミの掻き出し方が上手だと感じる。

  • コード付きのダイソン掃除機に比べると吸引力は弱いが、こまめに掃除する分には不自由しない。

  • ソフトローラークリーナーヘッドがしっかりゴミをつかまえてくれるのが良い。