プロも使うカメラ用ジンバル・スタビライザーのオススメ3選

2021年5月28日

2020年に初めてフルサイズミラーレス一眼(α7Sⅲ)を購入して以来、ジンバルにも興味が出始めてきました。
そこで、一眼カメラの手ブレを排除するためのジンバルのうち、どれを買うべきなのか。プロカメラマンも使うジンバルについてまとめたいと思います。

  • 一眼カメラを載せてもパワー負けしないジンバル

  • でも使うのも恥ずかしいくらいガチガチの構成で高額過ぎるのも困る

DJI RS 2 (Ronin-S 2)、RSC 2 (Ronin-SC 2)

DJI RS 2RSC 2は2020年10月~11月に発売されたジンバル・スタビライザー。
2018年に発売されたRonin-S, Ronin-SCの後継機です。


DJIは中国広東省深圳に本社を置く企業で、一般的にはOsmo Pocket(スタビライザー付き小型カメラ)やMavic Air 2(ドローン機材)が馴染み深いかもしれません。

ピーチフォトさんは以前はZHIYUN Weebill Sを使っていましたが、DJI RS 2を使った感想として「ガタつく瞬間が入らないので長回しでも使いやすく、過去最高のジンバル」とおっしゃっています。(大意)

そういえば、2021年のポカリスエットのCMではDJIのRonin2っぽい大型のジンバルが使われていましたね。

RS 2とRSC 2の違い

  • RS 2
  • RSC 2

何がどうちゃうねん、と思って調べてみました。主に目立って違う部分をリストアップします。

RS 2とRSC 2の違い
性能 RS 2 RSC 2
積載量 4.5 kg 3.0 kg
本体重量 960 g 1216 g
駆動時間 12 h 14 h
バッテリーと本体の分離
Ronin BG30グリップ
(バッテリー内蔵グリップ)
タッチ画面
RSAポート
M4 取り付け穴
カメラマウントプレートの微調整ネジ

同じ性能、または似ている性能

  • USB-C充電中の駆動

  • 充電時間(1.5~2時間)

  • 制御可能最大回転速度(全く同じ)

  • 機械的可動範囲(全く同じ)

  • 接続(Bluetooth 5.0、USB-Cで全く同じ)

  • Roninアプリの要件(iOS 11以降、Android 7.0以降で全く同じ)

  • 動作周波数(2.4000 GHz ~ 2.4835 GHzで全く同じ)

  • 伝送電力(8 dBmで全く同じ)

  • 動作環境温度(-20°C ~ 45°Cで全く同じ)

  • 延長用グリップ/三脚の装着可能

  • NATOポート:ブリーフケースハンドルの追加も可能(Smallrigとかのサードパーティ製も)

  • 発売日(2020年10月30日~2020年11月上旬)

Proコンボとの同梱物の違い

  • RS 2 Proコンボ
  • RS 2
  • RSC 2 Proコンボ
  • RSC 2

この4種類の付属品の比較です。

同梱物の違い
同梱物 RS 2
Proコンボ
RS 2 RSC 2
Proコンボ
RSC 2
ジンバル
BG30グリップ
USB-C 充電ケーブル (40 cm)
レンズサポート ◯(ストラップ固定式) ◯(ストラップ固定式)
延長用グリップ/三脚(金属製) △(プラスチック製)
クイックリリース プレート (Arca-Swiss/Manfrotto用)
ブリーフケース ハンドル -(別売り) -(別売り)
カメラライザー
キャリーケース -(DJI RSC2専用 収納ケース Amazon
マルチカメラ制御ケーブル(USB-C、30 cmが)
マルチカメラ制御ケーブル (Sonyマルチ、30 cm)
マルチカメラ制御ケーブル (Micro-USB、30 cm)
マルチカメラ制御ケーブル (Mini USB、30 cm)
面ファスナーストラップ
D-Ring カメラ取り付けねじ 1/4-20
RSA/NATOポート カバー
パン軸スリーブ
ねじ 1/4-20
スマートフォンホルダー
フォーカスモーター
フォーカスモーター ロッドマウント キット
フォーカスギア ストリップ
映像トランスミッター
コールドシュー(1/4-20ねじアダプター)
USB-C 電源ケーブル (20 cm)
Mini-HDMI – HDMIケーブル (20 cm)
Mini-HDMI – Mini-HDMIケーブル (20 cm)
Mini-HDMI – Micro-HDMIケーブル (20 cm)
M4ねじ (10 mm)
六角棒スパナ (3 mm)

フォーカスリングやズームリングも操作したいならProコンボを買うべき

  • フォーカスモーター
  • フォーカスモーター ロッドマウント キット
  • フォーカスギア ストリップ

これらのパーツはProコンボに付属しています。
ズームレンズを装着して、長回しで色んな画角を撮りたいならRS2にせよRSC2にせよProコンボを買う必要がありますが、別売りでも良心的な価格で入手可能なので、後から買い足すのもアリ。

要するにライトユーザーはRSC 2でも良い

個人的には、RS 2は休日だけ使うようなライトユーザーにはオーバースペックだと思います。

  • 滅多に使わないなら、次期モデルが出るまでバッテリーの劣化には耐えられるので、数年後に買い換える方がお得だと思う。

  • フォーカスリング・ズームリング操作が不要・HDMIで配信も不要なら、基本的にProコンボで恩恵を受けることはあまりない。

  • もしそれらの操作が必要でも追加購入でも対応できるので、とりあえずRSC 2を買って様子を見るのは賢い節約。

ヘビーユーザーならRS 2 Proコンボを買うべき

  • 頻繁に使用する場合、バッテリーの経年劣化・交換が心配になってくる。

  • RS2でもRSC2でもUSB給電使用は可能なうえ、バッテリーは12時間保つので予備バッテリーは基本的には不要だけど、将来の劣化を考えるとバッテリー交換が可能なRS 2のほうが無難。

  • 本体を長年愛用したい人にもオススメ。

  • ガチで使いたいなら、AFはカメラ側に任せるとしても、画角も操作できるProコンボを買うべき。

  • HDMI関連の操作が不要なら通常のRS2を買えばいい。

RSC 2 Proコンボはどうなの?

RSC 2でもProコンボはありますが、恩恵が少ないのでRS2を買うべきです。

  • RS 2はタッチ画面からトラッキング操作(RavenEye)できるのでスマホが不要。(初期設定時は必要)

ZHIYUN Weebill S

ZHIYUN Weebill Sは2019年に発売されたジンバル・スタビライザー。2018年に発売されたWEEBILL LABの後続機です。

ジーウン(智云、zhiyun)は中国桂林市(ドラゴンボールっぽい山があるところ)に本社を置く企業です。

対抗馬はDJI RSC2だと思うので、2つの比較を前提に話します。

Zhiyun Weebill-SとDJI RSC 2の違い
性能 Weebill-S RSC 2
積載量 3.5 kg 3.0 kg
本体重量 926 g 1216 g
駆動時間 12-14 h 14 h
バッテリーと本体の分離
タッチ画面

ファームウェアのアップデートでトラッキングにも対応

2020年12月のfirmware update 2.02で自動追跡機能を追加とのこと。

下の動画では6分55秒からオブジェクトトラッキングの話をしています。

ただしこの動画を見る限りでは追跡が甘いと思わざるを得ない。

DJI RSC2と近い点

  • 別売りの追加オプションがかなり似てる。(フォーカスモーター、ハンドルの追加など)

  • タッチ画面ではない。

  • 連続駆動時間はほぼ同じ。(DJI RSC2は14時間、Weebill-Sは12-最大で14時間)

メリット(DJI RSC2と比較)

  • 実勢価格がDJI RSC2より1割ほど安い。

  • 18650 2600mAhの単3電池型のリチウムイオン電池で、バッテリー交換が可能。(DJI RSC2は本体と分離できないし、分解しないと交換さえも不可能)

  • 積載量が4.0 kgでパワーがある。(DJI RSC2は3.0 kg

一番大きいのはやはりバッテリー交換が可能だという点です。

デメリット(DJI RSC2と比較)

  • 充電時間は約2.5時間でちょっと長い。(DJI RSC2は2.0時間)

  • 2019年発売。(DJI RSC2は2020年発売)

  • 長回しでは瞬間的なガタツキがある。

RSC2の対抗としては非常に優秀だと思います。特にバッテリー交換が容易なうえ3000円前後で入手可能なので、長年使いたい人や旅先などで長時間使いたい人にはかなりありがたい仕様です。