ポータブル電源・折り畳み式ソーラーパネル対応のおすすめ4選

2018年9月14日

可動式、折り畳み式のソーラーパネルとポータブル電源のおすすめ3選を紹介します。

ポータブル電源とは何?

ソーラーパネルは分かりますよね。説明は省略します。

ポータブル電源

ポータブル電源とは、持ち運びが可能な電源、家庭用蓄電池のことです。製品にもよりますが、1 kg~5 kgくらいのラジカセくらいの大きさの大型バッテリーのことです。

最近だと、スマートフォンの予備バッテリーとしてモバイルバッテリーというのが流通しています。それのデカイ版です。 容量は5万~15万 mAhの製品が多いです。これはスマートフォン用のモバイルバッテリーの約5倍~15倍ほどに相当します。

3つの充電方式が主流

最近だと、多くのポータブル電源が3つの充電方式に対応しています。3つの方法を指して「3AWY対応」と表記されていることもあります。

ACアダプター充電

自宅のコンセントで充電する方式。

カーチャージャー

車のシガーソケットに接続して充電する方式。

ソーラーパネル充電

太陽光発電による充電方式。

出力方式がいくつもある

出力方式がたくさんあるので、用途に応じて使い分けることができます。大抵は次の5種類です。「5WAY」と表記されていたりします。シガーソケットとUSB Type-Cの出力がない「3WAY」の製品もあります。ただ、その2つが無くてもそこまで困りません。

ACコンセント(AC output port)110 : V

一般的な家庭用コンセントと同じ方式。

USB
USB Type-C(USB-C)

スマートフォンやパソコンの充電にも使われている方式です。

DC 12 V

交流(DC)12 V対応です。

12 Vシガーライターソケット

車のシガーライターソケットと同じ仕様です。

用途、需要

地震などの緊急災害時に

大きな地震が起こったら色んなものがストップします。食料、自動車のためのガソリン、電気などの供給などがストップします。

2018年(平成30年)の夏には、豪雨災害で西日本の広域が、台風21号で関西地方で多くの電柱が倒壊し、立て続けに北海道では震度7の地震が発生して全道停電まで起こりました。ポータブル電源を持っていた人は口を揃えて「これがあって助かった」と言っています。(Amazonレビューとか見れば分かります)

ポータブル電源やソーラーパネルを持っていれば、照明器具、ラジオ、テレビ、扇風機の電源や携帯電話の充電などをある程度は解決できます。地震が起きようが津波が起きようが太陽は必ず昇りますから。

キャンプ、ラジコンなど屋外レジャーでも役立つ

連泊、長期滞在で役立つのはもちろんのこと、キャンプの場合も、例えば音楽プレイヤーの電源、ビデオカメラやラジコンの予備バッテリーとしても使えます。
他にも、夜釣りの照明用の電源として使えます。

車中泊にも便利

車で寝泊まりしている人にも有効です。一番需要があるのは、就寝時の電気毛布などです。
車のエンジンをかけっぱなしにして、暖房を付けて寝るわけにはいきませんから。また、容量にもよりますが、10~13時間程度であればカー冷蔵庫、ミニ冷蔵庫などの電源にも使えます。

ジャンピングスターター用にも使える

ジャンピングスターター(ジャンプスターター)に対応している機種もあります。

車のバッテリーがあがってしまったら車のエンジンはかからなくなります。この時、外部から電気を供給してやる必要があります。多くの製品が「自動車用のジャンピングポート 12V」などを備えているので、そういう非常用にも活用でいます。

もしバッテリーがあがったら、エンジンをかけてもらうために外部に依頼する必要があります。例えばJAFだと、非会員の料金は12880円です。(確認時)
一般道での救援依頼の約3割がバッテリー上がりによるものなんです。ヘッドライトの消し忘れなど、うっかりした油断でもバッテリーがあがります。それで1万円も払うとか、悔しくないですか。(私は悔しいです!)
ポータブル電源さえ持っていれば、「バッテリーあがりなんていつでも来い!」です。

これらを踏まえて、以下でおすすめの製品をいくつか紹介します。

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
Anker PowerHouse 120600 mAh/434 Wh 16.8V/7.5A 1口: 110V 1口 4口(1口:IQ)
suaoki G500 137700 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V 50Hz/60Hz変換可能 2口 2口
suaoki PS5B 120000 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V/ 50Hz/60Hz変換可能 2口 4口
suaoki S270 40540 mAh/150 Wh 12V-20V/ 2口: 110V/60Hz 100W(瞬間最大150W) 2口: 12V/120W(瞬間最大15A/180W) 4口(1口:IQ)

4位: Anker PowerHouse (434Wh/120,600mAh ポータブル電源)

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
Anker PowerHouse 120600 mAh/434 Wh 16.8V/7.5A 1口: 110V 1口 4口(1口:IQ)

個人的には、3位と4位はほぼ同着です。

3位の方が容量が大きい、Quick Charge3.0に対応しているという2点から上位にとしています。Anker PowerHouseにはIQ(自動的に最適な充電設定をしてくれる機能)が備わっていますが、経験則としてもQC3.0の方が圧倒的に充電が早いです。

ソーラーパネルでの充電時間

充電は100%太陽光パネルで行う予定ですが50Wのパネルだと満充電に5~6時間かかります。条件が悪ければ8時間。

出典:amazon.co.jp

使用者のレビューによれば、50 Wの出力のソーラーパネルを使用した場合、天気が良ければ日中の内にフル充電できるとしています。

Ankerのソーラーパネルもありますが、21 Wとか24 Wの出力しかなく、充電にすごく時間がかかります。実質的に使えないも同義です。なので、suaokiのソーラーパネルを使用している人が多いようです。

3位: suaoki G500

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
suaoki G500 137700 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V 50Hz/60Hz変換可能 2口 2口

2位で紹介している「suaoki PS5B」と比べると、容量は1.14倍ですが価格は1.20倍なので、ほんの少しだけ割損のようにも感じるのですが、QC3.0対応は地味に助かります。

Quick Charge3.0(QC3.0)に対応

Quick Charge3.0(QC3.0)に対応していることや大容量であることは魅力的です。

大容量だから連続使用時間が長い

例えば、扇風機なら15時間、電気毛布なら約9時間もぶっ通しで使用することができます。真冬、充電が切れたからと言って、夜中に起きてバッテリーを交換するわけにもいかないでしょう。(そんな苦行、イヤでしょう?)
1時間でも長く使えるって、結構大事なんです。

下の動画では、G500を車中泊で実使用しています。動画を見たからと言って性能がわかるわけではありませんが、サイズ感やデザイン性の参考にしてみてください。

2位: suaoki PS5B ポータブル電源 大容量120000mAh

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
suaoki PS5B 120000 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V/ 50Hz/60Hz変換可能 2口 4口

この製品は、色々とバランスに優れていると感じます。もし予算さえ気にしないなら、suaoki G500とこのsuaoki PS5Bの2台持ちとかしたいですね。

Quick ChargeやIQには非対応

Quick Charge3.0やIQは高速でスマートフォンを充電する機能ですが、これはそれらに対応していません。

でもジャンプスターターに対応している

この製品の何が一番良いかというと、バッテリーがあがった車のエンジンを掛けられる「ジャンプスターター」機能に対応していることなんです。

上でも説明しましたけど、バッテリーがあがった車のエンジンのかけるために業者に依頼するだけで1万円くらいかかるんです。なので、車のバッテリーあがり対策のためだけにこれを買ってもいいくらい、この機能には価値があります。

ソーラーパネル

ソーラーパネルの入力10 A(最大)/14 V~40 Vです。

ちなみに下の楽天市場のリンクだと、ソーラーパネルがセットで買えるプランがありました。ソーラーチャージャーも考えている人はセットの方がお得です。

1位: suaoki S270 40540mAh/150Wh

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
suaoki S270 40540 mAh/150 Wh 12V-20V/ 2口: 110V/60Hz 100W(瞬間最大150W) 2口: 12V/120W(瞬間最大15A/180W) 4口(1口:IQ)

他の製品と比べると充電容量は1/3ですが、価格も1/3ほどです。
とにかく安さとコスパ、お試しを考えるとこの製品が一番かもしれません。

とは言っても、2位に選定したsuaoki PS5Bと比べると、ジャンプスターターもありませんし、やはり見劣りしてしまいます。でも良いところもあります。

シガーソケットの入力に対応、出力には非対応

シガーソケットでの出力はできませんが、カーチャージャーでの充電には対応しています。でも、シガーソケットで出力できないことってそこまで困りません。

LEDライト内蔵

本体にLEDが装備されているので、緊急時にとりあえずこれだけで周囲を照らすことができます。

Quick Charge3.0に対応

最近のAndroidスマートフォンならQuick Charge3.0に対応していることが多いです。QC3.0は本当に早いです。機種にもよりますが、35分くらいで80%できますからね。私もAndroid端末もiPhoneも使っているので、本当にその速さには感心しています。

車載の充電器で充電しても、一向に満タンにならないっていう経験ありませんか?あの絶望的な遅さは充電方式や配線の仕様によります。 緊急時でなくとも、QC3.0による高速充電の恩恵はかなり大きいです。

ジャンプスターター対応を気にする=緊急時にフォーカスしているか、だと思うんですよね。

普段遣いを重視していたり、節約を重視するならこれで十分だと思います。しかも安いので、いざとなれば2台目を購入して交代交代で使うとか、家用と車用として使い分けることも可能なので、要領がわからないのならまずはとりあえずこれを買うというのは結構アリだと思います。

ソーラーチャージャーのアンペア数

製品詳細を調べても、ソーラーチャージャーのアンペア数がわかりませんでした。ただ、ACコンセントでも2 Aなので、ソーラーチャージャーでも2 A程度である可能性が高いです。この場合、 W数では12V-20V*2=24-40 Wなので、ソーラーパネルも50 W以下程度を目安に購入しましょう。
それ以上 W数の高いソーラーパネルを接続しても意味がありません。むしろ故障するリスクが発生します。

まとめ

製品詳細
製品 容量 入力 出力
コンセント カーチャージャー ソーラー ACコンセント DCポート USBポート シガーソケット ジャンプスターター
Anker PowerHouse 120600 mAh/434 Wh 16.8V/7.5A 1口: 110V 1口 4口(1口:IQ)
suaoki G500 137700 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V 50Hz/60Hz変換可能 2口 2口
suaoki PS5B 120000 mAh/500 Wh 14V-40V/10A 2口: 110V/ 50Hz/60Hz変換可能 2口 4口
suaoki S270 40540 mAh/150 Wh 12V-20V/ 2口: 110V/60Hz 100W(瞬間最大150W) 2口: 12V/120W(瞬間最大15A/180W) 4口(1口:IQ)