【2025年】Thunderboltドッキングステーション比較
- 線1本つなぐだけでノートPCをデスクトップ環境にしたい
- PC周りのごちゃごちゃしたケーブル類をスッキリ整理したい
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、「ドッキングステーション」です。ケーブル1本でデスクがスッキリするなんて、最高じゃないですか。
今回は、最新規格Thunderbolt 5に対応したCalDigitの強力ラインナップに加え、OWCやORICOといった競合製品を含めた合計6製品を徹底比較。
もくじ
- デスク周りの救世主!ドッキングステーションって何?
- Thunderboltとそうじゃないドック、どう違う?
- 徹底比較!今回レビューする6製品を一挙紹介!
- ORICO 12-in-1 Docking Station TB4:コスパ最強の優等生
- OWC 11-Port Thunderbolt Dock (TB4):TB4環境を広げるマルチ接続ソリューション
- CalDigit Thunderbolt Station 4 (TS4):Thunderbolt 4の王道!
- CalDigit Thunderbolt Station 5 (TS5):次世代Thunderbolt 5のエントリーモデル!
- OWC Thunderbolt 5 Dock:未来の接続環境に対応するユニバーサル高性能ドック
- CalDigit Thunderbolt Station 5 Plus (TS5 Plus):プロも納得!究極のThunderbolt 5ドック!
- 性能&接続性で選ぶ!6製品を徹底比較した一覧表
- 項目別!詳しく見ていこう!失敗しないドック選びのポイント
- 結局どれがおすすめ?使い方別ベストマッチ診断!
- まとめ:デスクをスマートに、そしてパワフルに!
デスク周りの救世主!ドッキングステーションって何?
ドッキングステーションとは、ノートPCにケーブル1本繋ぐだけで、たくさんの周辺機器を一括で接続できるようにする便利なハブです。特にThunderbolt対応のドックは、高速データ転送や高解像度ディスプレイ出力、さらにはノートPCへの給電までこなせる優れものです。デスクワークの効率は劇的に向上します。
ドックを通じて一括接続できるのは、主に以下の機器です。
- ディスプレイ出力
- オーディオ機器 (IF/スピーカー/ヘッドホン)
- SDカードリーダー
- LANポート
- USB周辺機器 (マウス、キーボード、SSDなど)
Thunderboltとそうじゃないドック、どう違う?
ドッキングステーションを選ぶ際、大きな分かれ道となるのが「Thunderbolt」に対応しているかどうかです。どちらも接続端子の形状は同じUSB Type-Cですが、性能には大きな違いがあります。
最大の違いはデータ転送速度です。以下の表のように、Thunderboltは一般的なUSB-C接続のドックに比べて圧倒的に高速です。
規格 | 最大転送速度 (理論値) | 換算値 (毎秒) | 最低保証速度 (データ転送) |
---|---|---|---|
Thunderbolt 5 |
80Gbps (Bandwidth Boost時: 送信最大120Gbps) |
10GB/s (Bandwidth Boost時: 送信最大15GB/s) |
64Gbps (8GB/s) |
USB4 Version 2.0 |
80Gbps (非対称モード時: 120Gbps/40Gbps) |
10GB/s (非対称モード時: 15GB/s / 5GB/s) |
40Gbps (5GB/s) |
Thunderbolt 4 | 40Gbps | 5GB/s | 32Gbps (4GB/s) |
USB4 (Gen 3×2) | 40Gbps | 5GB/s | 20Gbps (2.5GB/s) |
Thunderbolt 3 | 40Gbps | 5GB/s | 16Gbps (2GB/s) |
USB 3.2 Gen 2×2 | 20Gbps | 2.5GB/s | 規定なし |
USB 3.2 Gen 2 | 10Gbps | 1.25GB/s | 規定なし |
USB 3.2 Gen 1 | 5Gbps | 625MB/s | 規定なし |
この速度の差は、特に映像出力で顕著に現れます。Thunderbolt対応ドックは、その広帯域を活かして複数の4Kモニターや8Kモニターといった高解像度のディスプレイへ安定して映像を出力できます。 一方、USB-Cドックでは接続できるモニターの数や解像度に制限がかかる場合があります。
また、ThunderboltはUSB4と完全な互換性があるほか、過去のThunderbolt 3デバイスとも接続できるなど、高い互換性を持つのも特徴です。
選び方のポイントとしては、以下が挙げられます。
- Thunderbolt対応ドックがおすすめな人
- 動画編集など大容量のデータを扱うクリエイター
- 4Kモニターを2台以上使うなど、マルチディスプレイ環境で作業効率を上げたい人
- 接続する周辺機器が多く、最高のパフォーマンスを求める人
- USB-Cドックでも十分な人
- 接続したい周辺機器がキーボードやマウス、Webカメラなど基本的なものに限られる人
- 外部モニターは1台で、フルHD解像度で十分な人
- コストを抑えたい人
一般的にThunderbolt対応ドックは高価な傾向にあるため、ご自身のPCがThunderboltに対応しているかを確認し、使用目的と予算に合わせて最適な一台を選ぶことが重要です。
徹底比較!今回レビューする6製品を一挙紹介!
まずは、今回比較する6つのドッキングステーションの概要と個性をざっくりと見ていきましょう。
ORICO 12-in-1 Docking Station TB4:コスパ最強の優等生
ORICOのこのドックは、「Thunderbolt 4ドックを使ってみたいけど、予算は抑えたい」という方に最適なモデル。3万円を切る価格帯の高性能TB4ドックは希少です。
- 85WのノートPC充電に対応し、最大40Gbpsのデータ転送、そしてデュアル4Kまたはシングル8Kディスプレイをサポートします。
- 合計12ポートという十分な接続性を持ち、WindowsとmacOSの両方で使える汎用性の高さも魅力的。
- 継ぎ目のないアルミ製の高品質ボディを採用。放熱性も優秀(最高で38°C程度)。
- 前面にThunderbolt 4ポートが2つ、USB-C 3.2 Gen2 (10Gbps) ポートが1つ配置されており、高速SSDやモニターへの接続が非常に使い勝手がいい。
OWC 11-Port Thunderbolt Dock (TB4):TB4環境を広げるマルチ接続ソリューション
OWCのTB4ドックは、Thunderbolt 4規格のメリットを最大限に活かし、接続を大幅に拡張するための設計がされています。3つのThunderboltポートと4つのUSBポートを備え、過去、現在、未来のデバイスに対応します。
- ノートPCを充電するための96Wの電力供給に対応。
- 最大2台の4Kディスプレイまたは1台の5K/6K/8Kディスプレイを接続可能。
- 独自の機能として、デイジーチェーンを再構築し、他のチェーンに影響を与えずにデバイスを切断できる「ツリーブランチ」のような接続を複数作成できる。
- ギガビットイーサネット、SD 4.0 (UHS-II)リーダー、およびオーディオ入出力ジャックを完備。
- 別売りのOWC ClingOnケーブルスタビライザーで、Thunderbolt/USB-C接続の脱落を大幅に減らすことができる。
CalDigit Thunderbolt Station 4 (TS4):Thunderbolt 4の王道!
TS5 Plusが登場する前、CalDigit TS4は多くのプロフェッショナルから「全部入りドックの完成形」と評されていました。今もなおThunderbolt 4ドックの最高峰です。
- 19ポートという圧倒的な拡張性を誇る。
- ノートPCへの充電は98Wで、接続デバイスが増えても電力供給が低下しない安定性が特徴。
- Thunderboltドックとして初めて2.5ギガビットイーサネットを搭載。
- すべてのUSBポートが10Gbpsのパフォーマンスを提供。
- SD 4.0 (UHS-II)とmicroSD 4.0 (UHS-II)スロットを両方同時に使用でき、クリエイターにとって非常に便利。
- ホストポートを背面に配置することで、デスクをすっきり保てるデザインも魅力的。
CalDigit Thunderbolt Station 5 (TS5):次世代Thunderbolt 5のエントリーモデル!
CalDigit TS5は、最新のThunderbolt 5規格に対応したモデルの中で、比較的コンパクトな筐体と幅広い互換性を両立したモデルです。
- Thunderbolt 5規格に対応し、最大120Gbps(Bandwidth Boost時)という驚異的なデータ転送速度を実現。
- ノートPCへの充電は140Wと非常にパワフルで、高性能ノートPCに最適。
- ホストを含め4つのThunderbolt 5ポートを搭載しており、TB5対応デバイスを複数直結したい場合に有利。
- USB-Cホストデバイスとの互換性も確保しており、幅広いデバイスで利用可能。
- 2.5ギガビットイーサネットに対応し、高速ネットワーク環境を提供。
OWC Thunderbolt 5 Dock:未来の接続環境に対応するユニバーサル高性能ドック
OWCのThunderbolt 5 Dockは、最新のThunderbolt 5テクノロジーを搭載し、最大140Wの電力供給と11ポートの拡張性をケーブル1本で実現します。
- Thunderbolt 5の双方向最大80Gbps(映像ストリームでは120Gbps)の速度で、旧型デバイスから最新のTB5対応SSDまで、あらゆる周辺機器の性能を最大限に引き出す。
- 最大3台の8Kディスプレイ接続に対応しており(Windows Thunderbolt 5 PCの場合)、広大かつ超高精細な表示環境を構築できる。
- 通常のイーサネットの2.5倍の速度を持つ2.5ギガビットイーサネットポートを搭載。
- microSD/SD UHS-IIスロットを搭載しており、データ取り込みが高速かつスムーズ。
- Thunderbolt 5/4/3、USB4、USB-Cなど、幅広い機器に対応するユニバーサル設計。
CalDigit Thunderbolt Station 5 Plus (TS5 Plus):プロも納得!究極のThunderbolt 5ドック!
今回のラインナップの最強王者が、このCalDigit TS5 Plusです。現時点でのドッキングステーションの限界に挑戦する機能が凝縮されています。
- Thunderbolt 5規格に対応し、最大120Gbps(Bandwidth Boost時)という驚異的なデータ転送速度を提供。
- ノートPCへの充電は140Wと、M3/M4 Pro/Maxチップ搭載の16インチMacBook Proにも最適なパワフル充電。
- 合計20ポートという現時点で最強の接続性を誇る。
- ネットワークは10ギガビットイーサネットに対応し、NASへの超高速アクセスも実現。
- ダウンストリームTB5ポートと前面USB-Cポートの充電能力が36Wに強化され、iPad ProやMacBook Airの充電でも優位。
- デュアルUSBコントローラーを搭載し、複数の高帯域幅USBデバイスを同時に使っても帯域の奪い合いを最小化。
性能&接続性で選ぶ!6製品を徹底比較した一覧表
各製品のスペックを一目で比較できる一覧表です。性能を追求するなら、Thunderbolt 5世代が圧倒的に優れています。
機能項目 | ORICO 12-in-1 Dock TB4 | OWC 11-Port Dock (TB4) | CalDigit TS4 | CalDigit TS5 | OWC Thunderbolt 5 Dock | CalDigit TS5 Plus |
---|---|---|---|---|---|---|
インターフェース規格 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 4 | Thunderbolt 5 | Thunderbolt 5 | Thunderbolt 5 |
最大データ転送速度 | 40Gbps | 40Gbps | 40Gbps | 最大120Gbps (Bandwidth Boost時) | 最大120Gbps (映像ストリーム) | 最大120Gbps (Bandwidth Boost時) |
合計ポート数 | 12 | 11 | 19 | 15 | 11 | 20 |
ホスト充電電力 | 85W | 96W | 98W | 140W | 最大140W | 140W |
Thunderbolt ポート (ホスト+ダウンストリーム) | 1+1 | 1+3 | 1+2 | 1+3 | 1+3 | 1+2 |
ダウンストリーム TB充電 | 15W | 15W | 15W | 15W | 記載なし (USB-Aは7.5W) | 36W |
USB-C ポート (データ専用含む) | 1x 10Gbps | TBポート経由 | 3x 10Gbps (うち1つ20W充電) | 3x 10Gbps (うち1つ20W充電) | TBポート経由 | 5x 10Gbps (うち1つ 36W充電 ) |
USB-A ポート (総数と内訳) | 1x 10Gbps, 2x 480Mbps | 3x 10Gbps, 1x 480Mbps (USB 2.0) | 5x 10Gbps | 1x 10Gbps, 1x 480Mbps | 2x 10Gbps, 1x 5Gbps | 5x 10Gbps |
ディスプレイポート | 1x DisplayPort 1.4 | TBポート経由 | 1x DisplayPort 1.4 | なし (TBポート経由) | TBポート経由 | 1x DisplayPort 2.1 |
HDMI ポート | 1x HDMI 2.0 (8K/4K) | なし (アダプター経由) | なし (アダプター経由) | なし (アダプター経由) | なし (アダプター経由) | なし (アダプター経由) |
最大ディスプレイ出力 | シングル8K@30Hz/デュアル4K@60Hz | シングル8K/デュアル4K@60Hz | シングル8K@30Hz/デュアル4K@60Hz | トリプル4K@144Hz (Win TB5) | 最大3台の8Kディスプレイ (Win TB5) | トリプル4K@144Hz (Win TB5) |
イーサネット | 1GbE (RJ45) | 1GbE | 2.5GbE | 2.5GbE | 2.5GbE | 10GbE |
カードリーダー | SD/TF 3.0 x1 | SD 4.0 UHS-II x1 | SD 4.0 UHS-II x1, microSD 4.0 UHS-II x1 | SD 4.0 UHS-II x1, microSD 4.0 UHS-II x1 | SD/microSD UHS-II x1 | SD/microSD 4.0 UHS-II x1 |
PCIe帯域幅 | 記載なし | 記載なし | 32Gbps | 64Gbps | 記載なし | 64Gbps |
その他特徴 | コスパ, アルミボディ, DP/HDMI内蔵 | ツリーブランチD/C, 96W PD, Dock Ejector | 最多19ポート, 2.5GbE, macOSユーティリティ | TB5エントリー, 140W PD, 4x TB5ポート | ユニバーサル対応, 3台8K(Win), 2.5GbE | 最多20ポート, 10GbE, デュアルUSBコントローラー |
項目別!詳しく見ていこう!失敗しないドック選びのポイント
一覧表だけでは伝えきれない各製品の魅力や、ドック選びで特に注目したいポイントを深掘りしていきます。
1. データ転送速度とThunderbolt世代:速さは正義!
動画編集や大量のファイル転送をするクリエイターにとって、データ転送速度は最も重要です。速さは正義です!
- Thunderbolt 4世代(ORICO TB4, OWC TB4, CalDigit TS4):すべて最大40Gbps=5GB/sの転送速度です。これは多くの用途で十分な速さです。
- Thunderbolt 5世代(CalDigit TS5, OWC T5 Dock, CalDigit TS5 Plus):基本は80Gbps=10GB/sの双方向転送です。特にCalDigitのTS5とTS5 Plusは「Bandwidth Boost」機能により、ディスプレイに最大120Gbps=15GB/sの帯域幅を優先的に割り当て、パフォーマンスを最大限に引き出します。
PCIe帯域幅の比較:高速SSDユーザーは必見!
外付けSSDやRAIDストレージを接続する際に重要なのが、PCIe帯域幅です。この性能差は体感できるレベルで、特にCalDigit製品は明確な数値で優位性を示しています。
製品名 | インターフェース規格 | PCIe帯域幅 | 最大外部ストレージ速度 (CalDigit参考値) |
---|---|---|---|
CalDigit TS4 | Thunderbolt 4 | 32Gbps | 最大3,200MB/s |
CalDigit TS5 / TS5 Plus | Thunderbolt 5 | 64Gbps (PCIe 4.0) | 最大6,200MB/s |
ORICO TB4 / OWC TB4 / OWC T5 Dock | TB4 / TB5 | 記載なし | — |
CalDigit TS5/TS5 Plusは、PCIe帯域幅がTS4の32Gbpsに対し64Gbpsへと倍増しています。高性能なThunderbolt 5対応SSDの転送速度を活かすなら、この違いは決定的な選択肢になります。 CalDigitによると、TS5/TS5 PlusはTS4と比べて最大外部ストレージ性能が2倍高速です。
2. ノートPCへの充電能力:パワフル充電で作業効率アップ!
ドック選びで充電能力は非常に重要です。特に高性能なハイエンドノートPCを使っている方は、給電不足に悩まされないドックを選ぶべきです。
- CalDigit TS5, OWC T5 Dock, CalDigit TS5 Plusは、最大140Wのホスト充電に対応しています。これはM3/M4 ProやMaxチップ搭載の16インチMacBook Proなど、大電力を必要とするハイエンドノートPCに最適です。
- CalDigitのドックは、接続デバイスが増えても電力供給が低下しないよう、常に最大電力を安定して供給する設計が特徴です。
ダウンストリーム充電能力の比較:周辺機器への電力供給
ダウンストリームポート(周辺機器を接続するポート)の充電能力も大きな差が出ます。タブレットや高電力USBデバイスを頻繁に充電するなら、この性能を重視すべきです。
製品名 | ホスト充電電力 | ダウンストリーム TBポート充電 | 高出力USB-Cポート |
---|---|---|---|
ORICO 12-in-1 Dock TB4 | 85W | 15W | 1x 10Gbps USB-C (充電能力はTBポートと共通) |
OWC 11-Port Dock (TB4) | 96W | 15W | なし |
CalDigit TS4 | 98W | 15W | 1x 20W USB-Cポート (前面) |
CalDigit TS5 | 140W | 15W | 1x 20W USB-Cポート (前面) |
OWC Thunderbolt 5 Dock | 最大140W | 記載なし | なし |
CalDigit TS5 Plus | 140W | 36W | 1x 36W USB-Cポート (前面) |
CalDigit TS5 Plusは、ダウンストリームThunderbolt 5ポートが36W充電に対応し、さらに前面のUSB-Cポートも36W充電に対応します。iPad ProやMacBook Airまでこのポートで充電可能です。
3. ディスプレイ出力:マルチモニターで広々ワークスペース!
快適な作業環境にはマルチモニターが不可欠です。Thunderbolt 5世代は高解像度・高リフレッシュレートで圧倒的な優位性があります。
- TB4世代(ORICO TB4, OWC TB4, CalDigit TS4):標準的な性能で、シングル8K@30Hzまたはデュアル4K@60Hzに対応しています。
- TB5世代(CalDigit TS5, OWC T5 Dock, CalDigit TS5 Plus):シングル8K、デュアル6K@60Hz、またはデュアル4K@240Hzといった高解像度・高リフレッシュレートに対応します。
- Thunderbolt 5 Windows PCユーザーであれば、CalDigit TS5/TS5 Plus、OWC T5 Dockのいずれも、トリプルディスプレイ接続が可能です(例:3台の4K@144Hzディスプレイ)。作業効率が別次元になります。
- CalDigit TS5 Plusは専用のDisplayPort 2.1ポートを搭載しており、最新の映像規格に対応しています。
4. ポートの数と種類:機器は全部繋がる?
ポートの数が多ければ、それだけ多くの周辺機器をケーブル一本で管理できます。拡張性は正義です。
- CalDigit TS5 Plusは驚異の20ポートで、現時点で最強の接続性を誇ります。TS4の19ポートも圧倒的な拡張性を持っています。
- CalDigit TS4とTS5 Plusは10GbpsのUSB-Aを5つと豊富に搭載しています。
- CalDigit TS5 Plusは「デュアルUSBコントローラー」を搭載している唯一のドックです。USBポートの内部系統が物理的に分かれているため、複数の高帯域幅USBデバイスを同時に使っても、帯域幅の競合を抑え、安定したパフォーマンスが実現できます。
カードリーダー比較:データ取り込みのスピードを重視せよ!
写真家や映像クリエイターにとって、カードリーダーの性能は作業効率に直結します。
製品名 | SDカードリーダー | microSDカードリーダー | UHS-II対応 | 同時使用 |
---|---|---|---|---|
ORICO 12-in-1 Dock TB4 | SD/TF 3.0 | SD/TF 3.0 | 記載なし (3.0規格) | 記載なし |
OWC 11-Port Dock (TB4) | SD 4.0 (UHS-II) | なし | ✓ | — |
OWC Thunderbolt 5 Dock | SD UHS-II | microSD UHS-II | ✓ | 同時に使用可能 |
CalDigit TS4 / TS5 / TS5 Plus | SD 4.0 UHS-II | microSD 4.0 UHS-II | ✓ | 同時に使用可能 |
CalDigitの全製品およびOWC Thunderbolt 5 Dockは、SDとmicroSDの両方にUHS-II対応の高速スロットを備えており、両方同時に使用できます。データ取り込みの時間が大幅に短縮されます。
5. イーサネット速度:爆速ネットワークでストレスフリー!
NASへのアクセスや高速インターネット環境を最大限に活かすなら、イーサネット速度を妥協してはいけません。
- ORICO TB4ドックとOWC TB4ドックは一般的な1ギガビットイーサネットです。
- CalDigit TS4、TS5、およびOWC T5 Dockは、従来のギガビットの2.5倍速い2.5ギガビットイーサネットに対応し、高速なネットワーク環境を提供します。
- CalDigit TS5 Plusは、最強の10ギガビットイーサネットを搭載しています! NASへの超高速アクセスや、10GbE回線を使っているユーザーにとっては、必須のポートです。
6. その他の便利機能:あると嬉しい+αの魅力
CalDigitとOWCのドックは、使い勝手を高める独自の機能も充実しています。
ケーブル管理とオフライン充電
- 背面ホストポート (CalDigit TS4/TS5/TS5 Plus): ホストPCとの接続ポートを背面に配置しているため、デスクをすっきりと見せることが可能です。ケーブルが前面から伸びないのはスマートです。
- オフライン充電 (CalDigit全製品): ホストPCに接続されていなくても、特定のUSBポートやThunderboltポートからスマートフォンやタブレットなどのUSBデバイスを充電できます。TS4/TS5/TS5 Plusは合計8ポートでオフライン充電に対応しています。
Macユーザー向けユーティリティ
- Dock Ejector (CalDigit/OWC): CalDigitおよびOWCは、接続されているすべての外付けドライブをワンクリックで安全に切断できる無料のmacOSユーティリティを提供しています。データ損失を防ぎ、作業を時短します。
- Apple SuperDrive Ready (OWC/CalDigit): Apple SuperDriveなどの高電力を必要とするデバイスをドックに直接接続できるようにする専用ドライバを、両メーカーが提供しています。
Thunderbolt 4/5のデイジーチェーン機能
Thunderbolt 4/5規格では、ハブから複数のThunderboltデバイスを分岐接続できるようになりました。OWCのTB4ドックは、特に「ツリーブランチ」のようなデイジーチェーン接続を複数作成でき、柔軟な接続が可能です。
結局どれがおすすめ?使い方別ベストマッチ診断!
結局どれを選べばいいか迷っている方へ、あなたのニーズに合わせた私のおすすめを紹介します!
【こんな人におすすめ!】ORICO 12-in-1 Docking Station TB4
- 「とにかく安くThunderboltドックを導入したい!」
- 「初めてのドッキングステーションで失敗したくない!」
- 「85W程度の充電とデュアル4Kディスプレイがあれば十分」
- 「DPとHDMI両方のポートが内蔵されている方が便利」
\コスパ最強ドックはこれ!/
【こんな人におすすめ!】OWC 11-Port Thunderbolt Dock (TB4)
- 「Thunderbolt 4規格で96Wの安定した充電能力が欲しい」
- 「3つのダウンストリームTBポートを使い、複数のTBデバイスを直結したい」
- 「OWCの独自機能であるツリーブランチ型のデイジーチェーンを活用したい」
- 「信頼性の高いTB4認定ドックを探している」
\柔軟な接続性を求めるTB4ユーザーに!/
【こんな人におすすめ!】CalDigit Thunderbolt Station 4 (TS4)
- 「Thunderbolt 4ドックの最高峰が欲しい!」
- 「19ポートという圧倒的な拡張性で、あらゆる周辺機器を繋ぎたい」
- 「2.5ギガビットイーサネットで、ギガビット超えのネットワークを体験したい」
- 「TS5 Plusほどの費用はかけられないが、高性能なドックが欲しい」
\Thunderbolt 4の金字塔!/
【こんな人におすすめ!】CalDigit Thunderbolt Station 5 (TS5)
- 「次世代のThunderbolt 5ドックに興味津々!」
- 「最大120Gbpsの爆速転送と140Wのパワフル充電が魅力」
- 「4つのThunderbolt 5ポートを使い、TB5デバイスを複数直結したい」
- 「最新規格を体験しつつ、USB-Cホストデバイスの互換性も確保したい」
\次世代を体感するなら、コンパクトで汎用性の高いTS5が最適!/
【こんな人におすすめ!】OWC Thunderbolt 5 Dock
- 「最新のThunderbolt 5環境を構築したい」
- 「Mac、iPad、PC、Chromebookなど、幅広いデバイスに対応するユニバーサルな高性能ドックを探している」
- 「Windows PCで最大3台の8Kディスプレイ環境を構築したい」
- 「OWCの信頼性と冷却設計を重視したい」
\未来の接続性を求めるユニバーサルユーザーに!/
【こんな人におすすめ!】CalDigit Thunderbolt Station 5 Plus (TS5 Plus)
- 「最高のパフォーマンスと最新の接続性を追求するプロフェッショナル」
- 「20ポート!現時点での最強の拡張性が絶対条件!」
- 「10ギガビットイーサネットで、超高速ネットワーク環境を構築したい」
- 「デュアルUSBコントローラーや36Wダウンストリーム充電など、細部の機能もこだわりたい」
\究極のドック体験を!TS5 Plusは妥協を許しません!/
まとめ:デスクをスマートに、そしてパワフルに!
今回は、Thunderbolt 5およびThunderbolt 4対応のドッキングステーション合計6製品を徹底比較しました。Thunderbolt 5世代の登場により、データ転送速度、充電能力、ディスプレイ出力すべてにおいて性能が劇的に向上しました。
特にCalDigit TS5 Plusは、10GbEやデュアルUSBコントローラーといった、プロの要求に応える機能を多数搭載しており、現時点での最強ドックであることは間違いありません。
ドッキングステーションは、一度使ったら手放せないほど便利なアイテムです。あなたのワークフローやデバイス構成に合わせて、最適なドックを選び、より快適で効率的なデスクトップ環境を実現してください。
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