光脱毛器を買う前に知っておきたいこと、脱毛技術、注意点など

2022年4月12日

脱毛技術、注意点など、脱毛器を買う前に知っておきたいことをまとめました。

フラッシュ式、レーザー式の2大別

大事なことを先にいいます。

  • 方式によって、脱毛できる毛の種類が違う
  • 方式によって、使える部位が違う
  • 方式によって、即効性が違う
  • レーザー式は永久脱毛も可能=医療脱毛=医療行為=医師しか施術出来ない

脱毛器は、主にフラッシュ式レーザー式の2つに大別できます。
その中で、最も一般的で人気なのはIPL方式です。理由は「家庭でも、即効性があって、剛毛を減らせるから」

一方、レーザー式は医療脱毛に該当するので、医療エステに通う必要があります。

方式の大別
方式 脱毛効果 痛み 出力 トラブル 照射面積 範囲 種類
フラッシュ式 高い 弱い 高い 少ない 広い 広範囲に便利 IPL, SSC, SHR
レーザー式 高い 強い 高い 多い 小さい ピンポイントに便利 アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー

フラッシュ式脱毛器

フラッシュ式脱毛器
方式 剛毛 産毛 痛み 効果 即効性 ランプ
IPL メラニン色素に反応する熱で脱毛する キセノン
SSC ビーンズジェルとクリプトンライトで脱毛する クリプトン
SHR 毛根ではなく毛包に熱を与えて脱毛する キセノン
IPL (Intense pulsed light、インテンス・パルス・ライト)

キセノンランプを使って、黒い色素(メラニン色素)に反応して発生する熱で毛乳頭に作用する脱毛方法。キセノンランプは、車のヘッドライト、カメラのフラッシュ等に使われているランプです。
剛毛の人に向いていて、顔・背中・二の腕の産毛を取りたい人には向いていません(産毛にはメラニン色素が少ないため)。

SSC(Smooth Skin Control、スムース・スキン・コントロール)

光に反応するビーンズジェルを肌に塗り、その上からクリプトンライトを照射する脱毛方法。即効性が低い代わりに、肌への負担が少ない方法です。

SHR (Super Hair Removal、スーパー・ヘア・リムーバル)

キセノンランプを使って、毛根を包む「毛包」に60~70℃の低温刺激を与えて、発毛を指令する「バルジ領域」に作用する脱毛方法。
メラニン色素を狙った手法ではないため、IPLとは違い、顔・背中・二の腕の産毛や白髪などにも有効的。さらに、色黒肌や日焼け肌でも対応が可能です。
即効性は低いですが、VIOゾーンも含めて全身に使えるのが長所で、敏感肌の人にも向いています

レーザー式脱毛器

レーザー式は医療脱毛で使われています。

レーザー式脱毛器
方式 痛み 剛毛への効果 産毛への効果 即効性 日焼け肌、色黒肌への対応 シミ・肌質改善 永久脱毛
アレキサンドライトレーザー
ダイオードレーザー
ヤグレーザー

脱毛周期

  1. 毛を剃る
  2. 毛根に光を照射して熱でダメージを与える
  3. 生え替わる
  4. 次に生える毛がちょっと細くなる

大抵の脱毛器は、これの繰り返しで毛を減らしていきます。

購入時に注意すべきチェックリスト

ハンディタイプ、据え置きタイプ

大抵、ハンディタイプ=使い切りタイプ、据え置きタイプ=カートリッジタイプ。

使える部位

VIOゾーンはもちろん、鎖骨から上部(首や顔など)に使えない製品もあるのでしっかり確認しましょう。

照射回数

何回照射できるか=何年くらい使えるか。(でも10年以上使える製品が結構多いのであまり気にしなくてもいいかも)

出力(ジュール)、照射面積

家庭用だと、3~6 J/cm2が一般的です。(医療脱毛用のはもっと数値が大きい) 出力÷照射面積の関係が大事。例えばこんな感じ↓↓↓

  • 出力30/面積10=3J/ cm2(弱くても、長期間、広面積を照射したい人向け)
  • 出力30/面積5=6J/ cm2(小面積でもピンポイントで高効果を得たい人向け)

どっちがいいかは人によるので、自分に合った方を選びましょう。また、特定の数値だけを誇張している製品は何かを隠している場合があるので注意しましょう。例えば・・・

  • 「出力は10ジュール!!」←面積で割ると、J/cm2の数値が低かったり、面積が小さくて多くの照射回数が必要だったりする
  • 「出力は6 J/cm2!!」←面積がめっちゃ小さくて、多くの照射回数が必要だったりする

こんな風に思いがけない事態もあるので注意しましょう。

連射性能

連射性能が高いほうが、1発1発の間を狭くできるので早く終わらせることができます。

使用後のスキンケア

特にIPLの場合は、使用後に肌を冷やす、ジェルや化粧水で保護するなどのスキンケアを推奨する製品が大半を占めています。

でもどんな方式であれ、使用後は肌をいたわるに越したことはありません。