家庭用ワインセラーおすすめランキング13選!(コンプレッサー式)
コンプレッサー方式に限定した家庭用のワインセラーについて、オススメ比較ランキングを作りました。
ペルチェ方式についてはこちら↓↓↓
有名なワインセラーのメーカー
- ユーロカーブ
- フォルスター
- さくら製作所
- デバイスタイル
- ベルソス
- ルフィエール
- ドメティック
- ハイアール
メーカーとしては次のような名前がよく見られます。ここで紹介する製品は現状ではフォルスターとさくら製作所、ユーロカーブ、ハイアール、デバイスタイル。
以下はページ内で使っている一覧表の凡例です。
- 収納本数
- ワインボトルの収納本数
- UV対応
- ガラス扉の場合、紫外線カットに対応しているかどうか。
- ドア仕様
- 熱効率は悪いが中が目視できるガラス扉、熱効率は良いが中が目視できないレギュラー扉、両方を組み合わせたコンビ扉。
- 庫内温度
- 何℃~何℃に対応しているか。
- 温度保持
- ワインの保存に適した温度を保持する機能があるか。
- 冷却方式
- 電気代は少しだけ高い・振動や騒音が少し大きいが温度維持能力が高いコンプレッサー方式、コンプレッサー式ほど能力は高くないが静かで安いペルチェ方式。このページでは全てコンプレッサー方式。
- 自動調節
- 開閉で温度が変化した時に自動的に調節してくれる機能が搭載されているか。
- 電気代
-
-
フォルスターではJIS C 9801-3:2015
-
さくら製作所では新JIS規格表記(おそらくフォルスターと同規格)
これを元に、1 kWhあたり税込み27円で年間の電気代を算出しています。周波数50Hzと60Hzの両方の記載がある場合はそれぞれ算出。
-
お手頃なコンプレッサー式ワインセラー(約4~約12万円)
ここに紹介するのは4~12万円で、主に6万円前後の製品。もうちょっと高級なセラーはこちら(ページ内ジャンプ)
8位: さくら製作所 FURNIEL SAB-50G
FURNIELの読み方はファニエル。
- さくら製作所 FURNIEL SAB-50G(FURNIEL SMART CLASS)
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メーカー公式ページ。
- FURNIEL仕様一覧
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メーカー公式ページ。仕様表。
- 収納本数
- 12本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フレームレス・フルフラット)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約4860円(税込み)
-
施錠可能。
-
年間電気代は約4860円で1日あたり13.3円。
さくら製作所 FURNIEL SAB-50Gのクチコミ情報要約
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黒光りしていて高級感と落ち着きがある。
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温度計では2℃ほど上下しているが、真夏でも温度が安定しているので安心して利用している。
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騒音はあまり気にならない。
7位: フォルスター HomeCellar FJN-65G
- フォルスター HomeCellar FJN-65G
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メーカー公式ページ。リンク先に取扱説明書ダウンロードあり。
- 収納本数
- 18本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フルフラット・フレームレス)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 10℃~32℃
- 電気代
- 年間約3240円~3456円(税込み)
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1温度帯。(上室と下室で分かれているわけではなく、庫内は単一の温度しか設定できない。大きいワインセラーだと、上下で別々の温度管理が可能な機種が多い。)
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ファン冷却で内部の温度変化を低減。
フォルスター HomeCellar FJN-65Gについての所感
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どうせワインセラーを所有するなら、せめて30本くらいは収納できるものが欲しい。(これは18本)
-
寸法は400x685x526 mm(幅x高さx奥行き)で、高さ685 mmしかないので、更に大きいサイズのワインセラーよりかは存在感は小さいし、ディスプレイ映えはやや劣ります。日本の住宅事情を考えれば、圧迫感が無いとも言えます。捉え方次第ですね。
-
2018年4月時点では5万円前後します。似たような金額で、もっと大容量でハイタワーの製品もあったりするので、敢えてこれを選ぶメリットはあまり見当たらない感もあります。
-
どうせなら、同シリーズのFJN-105Gをお勧めしたいですね。(ページ内移動)
フォルスター HomeCellar FJN-65Gクチコミ情報要約
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初ワインセラーとしてとても満足。
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値段、機能、外観、サポート、どれも高い水準にある。
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シックなデザインで存在感がある。
6位: フォルスター インバーターセラー CASUAL+ FJC-95G
フォルスタージャパン30周年記念モデル。
- フォルスター インバーターセラー CASUAL+ FJC-95G
-
メーカー公式ページ。
- CASUAL+ FJC-95G カタログ
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PDF形式のカタログページ。
- CASUAL+ FJC-95G 製品紹介
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製品紹介ページ。
- 収納本数
- 26本(最大30本)
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フルフラット)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- -
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- -
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約2970円(税込み)
-
断熱性能にも優れたUV反射加工の3層ガラスを使用したUVカット対応。
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インバーター制御による温度管理。従来のON/OFFの2極の出力ではなくインバーターコンプレッサーによって出力・回転数を多段変速することで、細やかな温度管理が可能になりました。
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また、必要な分だけ出力できるので従来比で38%の電気代削減しています。大幅な省エネを達成していて、年間電気代が3000円以下になります。従来品では5000円~8000円ほどかかるものが多いので非常に安い。更に無駄な出力を減らすので騒音も軽減されます。
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ワイヤーラック間の高さは90 mmで少し狭いので、直径の太いシャンパンのようなマグナムボトルは最上段にのみ収納可能。ワイヤーラックなので少したわむ。
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本体価格は2017年12月から2018年2月上旬にかけて2万円ほど下落し、ほぼ底値に着いた感があります。
ヒーターは非搭載
5万円を越える多くのセラーは、周囲温度が低い場合でも庫内温度が維持できるようにヒーターも搭載していますが、この製品は搭載していません。
ワインの熟成の理想温度は12℃~17℃程度が理想です。冬場の深夜にリビングが10℃を下回るようなら少し購入を考えた方がいいかもしれません。しかし私としては、これを購入した上でリビングの常時空調を推奨したいですね。
具体的には、24時間エアコンや床暖房を点けっぱなしにするんです。このメリットについては以前書いたページの項目を参照してください。
フォルスター インバーターセラー CASUAL+ FJC-95Gクチコミ情報要約
-
26本入れば十分。シンプルで高級感がある。
-
キッチンカウンターに設置するなら丁度いい大きさ。
5位: さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB38
- さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB38
-
メーカー公式ページ。
- ZERO Technologies|さくら製作所 Zero class Smart, Zero class Premium
-
メーカー公式ページ。Zero class Smart(SB22, SB38, SB51)とZero class Premium(SB75, SB103)の5機種仕様一覧表。
- 収納本数
- 38本(上室16本+下室22本)
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 上室0℃~20℃、下室5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約8748円~8802円(税込み)
-
FURNIELの後継機種に相当します。
-
ZERO CLASS SMARTの場合、上室0℃~20℃まで設定可能。(多くの製品は5℃~)
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独自の温度制御により、ワインの液体温度の変化を0.1℃以下に管理できます。
-
上下で違う温度が設定可能。上下の界壁にあたる中間仕切りはウレタン素材で断熱しているので、上室0℃で下室14℃のように極端な温度設定でも干渉を受けにくい構造です。
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背面部分にコンプレッサーが格納されている最下段の2つの棚は、表示温度より2℃~5℃ほど温度が高くなりやすい。(下から3段目は設定より2~3℃高くなりやすい)
-
1段に4本収納可能。
-
ワインセラー、日本酒セラー、ビールクーラーとして使用することが可能。
さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB38のクチコミ情報要約
-
上室を缶ビール用として2℃に設定し、下室をワインセラー用として13℃に設定して使用している。満足している。
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無音とはまではいかないが、とても静か。
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温度や湿度の管理について不満な点はない。
「コンプレッサーの固定ボルトが取り付けられていなかった、納品後の検品が甘いのでは?」という主旨の書き込みをしている人もいました。サポートセンターに電話すれば対応してくれたとのこと。
4位: さくら製作所 FURNIEL SAB-90G
FURNIELの読み方はファニエル。
- さくら製作所 FURNIEL SAB-90G
-
メーカー公式ページ。
- FURNIELシリーズの仕様一覧
-
シリーズ内4種類(50G, 90G, 190G, 280G)の仕様一覧表。
- 収納本数
- 24本(最大39本)
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フレームレス・フルフラット)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約4995円(税込み)
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1日あたりの電気代は13.7円。
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設定温度、周囲環境によっては、庫内の上下で3~4℃ほど差が出る場合があります。
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運転音が分からないくらい静かだと言う人もいますが、ファンが駆動するので少々は音がします。
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扉は下部で施錠が可能。
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太めのボトルを前提に設計されているため、ラベル(エチケットとも言う)が傷つかない仕様。
-
ただし、アルザスワインやロワールワインなどの背の高い・細長い瓶だと奥行きが足りずに入らない瓶があるので注意が必要です。
庫内の温度変化
独自に温度を測定している人がいました。22℃前後の室温で、庫内にほぼ満杯にボトルを収納してから1時間冷却後に計測した結果。
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1時間~1.5時間毎にコンプレッサーが稼働する。
-
次の稼働までのバッファー(許容幅)として庫内温度幅は3℃~4℃上下する。
-
設定温度より2℃ほど高い庫内温度となる。
だったというもの。
ただし個人的にはこの測定方法と結果にはかなりの疑義があります。なぜなら、20本以上(20本*700 ml=14 L)ものワインを1時間で一気に8℃~10℃も冷やせるとは思えないからです。この時点ではまだワインが20℃近いために、庫内の温度が上昇しやすく、コンプレッサーも頻繁に稼働せざるを得ないのではないかと思います。冷却している庫内が1時間で3℃も4℃も上昇する理由は他にありません。
冷却開始から24時間の試験ならまた違った結果になるというか、温度の上下幅は大幅に小さくなると考えられます。
さくら製作所 FURNIEL SAB-90Gのクチコミ情報要約
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少々駆動音はするが、ファンによる強制対流で庫内温度が一定になるのが良い
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最初はコンプレッサーの振動が配管に伝わって騒音がするトラブルがあったが、メーカーにその問題点を改善したマイナーチェンジ品に交換してもらってから静かになった。満足している。
3位: さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB51
- さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB51
-
メーカー公式ページ。
- 収納本数
- 51本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 上室0℃~20℃、下室5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約10314円~10422円(税込み)
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FURNIELの後継機種に相当します。
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ZERO CLASS SMARTの場合、上室0℃~20℃まで設定可能。(多くの製品は5℃~)
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独自の温度制御により、ワインの液体温度の変化を0.1℃以下に管理できます。
-
上下で違う温度が設定可能。上下の界壁にあたる中間仕切りはウレタン素材で断熱しているので、上室0℃で下室14℃のように極端な温度設定でも干渉を受けにくい構造。
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Zero Class Smartシリーズに於ける、上下で違う温度設定が可能なモデルで一番大きい容量を持つ。これには2種類あって、小さいサイズはSB38(ページ内移動)
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背面部分にコンプレッサーが格納されている最下段の2つの棚は、表示温度より2℃~5℃ほど温度が高くなりやすい。(下から3段目は設定より2~3℃高くなりやすい)
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1段に4本収納可能。
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ワインセラー、日本酒セラー、ビールクーラーとして使用することが可能。
さくら製作所 ZERO CLASS Smart SB51のクチコミ情報要約
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自宅に届いた初日は庫内のニオイが気になったが、脱臭剤をいれたら一日で大体なくなった。
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ブルゴーニュタイプの太いボトルでもボトル同士が擦れないゆとりがある。縦長いボトルは横向けに入れればいい。
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一升瓶が縦に入るので重宝している。
-
音は静かで全く気にならない。
2位: デバイスタイル CD-30W
- デバイスタイル CD-30W
-
メーカー公式ページ。
- CD-30W 取扱説明書 PDF
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PDF(PDF)データ。
- 収納本数
- 30本(最大33本)
- UV対応
- -
- ドア仕様
- ガラス扉
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 6~18℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 10~38℃
- 電気代
- 不明(定格消費電力は75 W)
コンプレッサー方式で33本も入るのに、4万円前後というコスパの高さが凄く魅力的です。
寸法は513*498*812 mm。少し低めの設計で一升瓶を立てて入れるのには不利なので、ワインボトル専用として使った方がいいかと思います。
設定温度は6~18℃と少し狭めですが、白ワインの飲み頃温度は10℃まで、赤ワインは16℃前後が一般的なので守備範囲としては全く問題がありません。
1位: フォルスター HomeCellar FJN-105G
- フォルスター HomeCellar FJN-105G
-
メーカー公式ページ。
- 収納本数
- 34本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フルフラット・フレームレス)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃(2温度帯)
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 10℃~32℃
- 電気代
- 年間約4995円~5265円(税込み)
以下は主な特徴です。メリットは何と言っても2温度帯であること、価格に対する収容本数の多さ、電気代の安さの3点です。
製品によっては年間電気代が1万円を超えるものもありますが、これは約半額。年間5000円違うということは、10年で5万円も違うんですよ。十数年後にタダで買い換えられるようなもんじゃないですか、これはかなり大きいです。
-
国内にサポートセンターがあるので安心です。
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ラックは傾斜とフラットの選択が可能。
-
日本酒の一升瓶も下段に立てて保管できます。
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上段と下段で2温度帯の設定が可能。ただし、2つの設定温度が違いすぎると指定通りになりにくいので注意。
フォルスター HomeCellar FJN-105Gのクチコミ情報要約
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20年来使用した同じフォルスター製からの買い替え。庫内のライトを付けるとカッコ良い。音も気にならない。
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設定温度を変更すると、指定した温度まですぐに調節してくれる。
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初めてのワインセラーとして、デザインやサイズがちょうどいい。程よい存在感がある。
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室温25℃で問題なく稼働するし、指定温度を維持してくれる。
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稼働時に少し音が気になるが、邪魔になるほどではないし、温度安定時はコンプレッサーの音はほとんど気にならない。
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廉価なワインセラーには湿度保持機能がないが、これには湿度保持機能があるので長期保存が可能。
高級コンプレッサー式ワインセラー(主に約10万円以上)
5位: Eurocave Revelation(ユーロカーブ レヴェラシオン)
- ユーロカーブ レヴェラシオン
-
メーカー公式ページ。
- ユーロカーブ レヴェラシオン
-
PDF形式の仕様表。
- 収納本数
- 182本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(二重スモーク・フルガラス・ドア)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)。左開き(吊元、右に取っ手)の仕様は受注発注。
- 庫内温度
- 5℃~20℃(推奨8℃~20℃)
- 温度保持
- -(価格コムでは非対応とされているが、電熱ヒーターによる加熱システムも搭載されている。)
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 0℃~30℃
- 電気代
- 不明。しかし極端に高いとは考えられません。消費電力は73~82 W。5万円台の小さい製品でも100 Wを越えます。冷蔵庫でも同じことが言えるのですが、この手の製品の消費電力は大きさに比例しません。
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1 温度帯タイプ。
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製造国はフランス。
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本体重量だけで154 kg、ワインボトル収納時で391 kg程度になります。
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寸法はW680*D690*H1825 mm。容量は445 L。
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ソムリエの手引き出し棚が14枚収まる。棚1つにつき12本のワインが収納可能。(14*12=168本で、最下段の積み方を少し変えて182本まで収納可能。)
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2018年4月時点で80万円前後するかなりハイグレードな製品。はっきり言ってプロ仕様というか上流階級仕様。(希望小売が税込 ¥993,600)
-
設置については、床への荷重を検討する必要があります。木造建築で1階に設置するなら、床下(大引と基礎の間)にプラスチック製や鋼製束を設置する方法が一般的です。これはピアノ等の重たいものを設置する際にも使う工法。新築なら建築時に設置すれば済む話ですが、後施工(あとせこう)となるとかなりハードルが上がります。なので、耐圧分散マットを敷いて荷重分散させる方がいいかもしれませんね。
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高級感、性能、信頼性、所有欲の充実などの面で見ればダントツの1位として紹介したいような製品ですが、価格のネックでこの順位としたいです。
ユーロカーブ レヴェラシオンのメンテナンス
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チャコール・フィルターの交換する。
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コンデンサーの埃を払う。
-
庫内の清掃。
これらの掃除や交換は、故障や不具合を防止するために1年に1回くらいはした方が良いです。
ユーロカーブ レヴェラシオンのクチコミ情報要約
Eurocave Revelationについての直接の評判は見られない。Premiere-S-C-PTHFについての評判の限りでは寝室では気づいてもリビングでは気づかない静寂性がある。
4位: さくら製作所 ZERO CLASS Premium SB75
- さくら製作所 ZERO CLASS Premium SB75
-
メーカー公式ページ。
- ZERO Technologies|さくら製作所 Zero class Smart, Zero class Premium
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メーカー公式ページ。Zero class Smart(SB22, SB38, SB51)とZero class Premium(SB75, SB103)の5機種仕様一覧表。
- 収納本数
- 75本
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 0℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約6858円~6912円(税込み)
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一温度帯。
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ワイン温度の変化を0.1度以下で管理できるほど温度の安定性が高い。
-
ZERO CLASS SMARTの場合、上室0℃~20℃まで設定可能。(多くの製品は5℃~)
3位: フォルスター DUAL FJN-160G
- フォルスター DUAL FJN-160G
-
メーカー公式ページ。
-
取扱説明書。
- 収納本数
- 54本(最下段に縦置きで最大60本まで可能)
- UV対応
- ◯
- ドア仕様
- ガラス扉(フルフラット・フレームレス)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 10℃~38℃
- 電気代
- 年間約6912円(税込み)
-
冬場の温度低下を軽減する加温ヒーターを搭載。
-
静音性、耐久性に優れたDCファンモーターを搭載。
-
断熱性能にも優れたUV反射加工の3層ガラスを使用したUVカット対応。
-
ドア鍵は無し。
-
公式ページでは使用周囲温度が10℃~32℃で、取扱説明書では10℃~38℃と記述されている。このカタログの14ページ目を見る限りではCASUAL+のFJC-95GとDUALのFJN-160Gの2つは10℃~38℃まで対応しているので、ホームページが間違っているだけの可能性が高い。
クチコミ情報要約
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もう少し静かならよかった。
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値段が安いのが良い。
2位: フォルスター DUAL FJN-360G
- フォルスター DUAL FJN-360G
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メーカー公式ページ。
- PDF 取扱説明書
-
取扱説明書。PDFなので注意。
- 収納本数
- 160本
- UV対応
- -
- ドア仕様
- ガラス扉(フルフラット・フレームレス)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃
- 温度保持
- ◯
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 10℃~32℃
- 電気代
- 年間約7700円(7587円~7749円)(税込み)
-
冬場の温度低下を軽減する加温ヒーターを搭載。
-
静音性、耐久性に優れたDCファンモーターを搭載。
-
UV非対応。(紫外線カットに非対応)
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上下2室で個別温度設定が可能な2温度帯。(上下で別々の温度管理が可能)
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ファン冷却と2種類のヒーターで温度管理。
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ドアの施錠可能。
-
寸法は幅595×奥行635×高さ1850 mmで省スペース。(周囲に数センチの隙間は必要)
フォルスター DUAL FJN-360Gの所感やUVカット非対応について
個人的な率直な感想としては、160本も収納できる大型ワインセラーなのに肝心のUVカット非対応というのが少し残念に感じます。しかしここでは、「紫外線についてそこまで心配する必要はあるのか?」という話をしたいと思います。
- UV (ultraviolet)
-
紫外線。波長が10 nm~400 nmの不可視光線。レントゲン撮影に使用されるX線は波長10 nm以下の光を意味する。
- UVA
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波長が400–315 nmの光。地表に到達するUVの99%がこのUVA。ワインの劣化や皮膚の老化原因になる。
- UVB
-
波長が315〜280 nmの光。地表に到達するUVの約1%に相当する。高地では線量が増え、皮膚がんのリスクを高める。
- UVC
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波長が280 nm 未満の光。地表にはほぼ届かない。もっとも有害な波長域で、殺菌灯に使用される。
フォルスターのDUALシリーズの3種類(FJN-160G、FJN-210G、FJN-360G)のうち、FJN-160GだけはUV反射加工の3層ガラスを使用したUV対応の表記があるがFJN-210GとFJN-360Gにはありません。非対応。そこで気になるのがワインの紫外線劣化です。
例えば紫外線劣化を心配したとします。もし地下室や納戸のように日光も射さないし照明もほぼ使わないような暗い部屋で使用するなら紫外線の心配は一切ありません。
でも地下室(例えばバーとか)だとしても、日常的に使うなら照明器具の光でも紫外線を含んでいるので局所照明をしているような暗い場所ではないのなら、尚更長期熟成には向かないのではないかという心配があります。
白熱電球や蛍光灯の紫外線量が5~15 μW/cm2なのに対して窓ガラス越しの室内の直射日光で2000~2500 μW/cm2なのでガラス越しの直射日光よ室内照明には200倍前後の差があります。(ガラス越しではない本当の直射日光なら真夏の13時頃に太陽と正対した(正面に向かい合った)場合で約5500 μW/cm2。)
ただしこれで実際にどれくらいワインが劣化するのかは正直分かりません。なぜならこうです。
ケイ素から作られる一般的な窓ガラスに使われるただの板ガラス(フロートガラス)でさえ紫外線透過率が60%で、40%は紫外線をカットします。もし窓ガラスが合せガラスなら99%がカットされます。更に、多くのワインボトルのガラスは濃いモスグリーン色や茶色で、これは主に紫外線の透過率を下げる役割を持ちます。UVA、UVB、UVCのすべてを含む400 nm(ナノメートル)以下の波長の光を大幅に遮ります。波長にもよりますが、多くても透過率は1~2%以下になります。医療や化学で使う薬品の瓶が茶色なのもまた、紫外線をカットする事が目的です。(茶色瓶の方がUVの透過率は低い。)
-
まず自宅の窓ガラスで紫外線が40~99%カットされる。(5000→3000程度。合わせガラスなら5000→50になる)
-
しかも部屋の壁や床に大部分が吸収され、反射したうちのごく一部だけがワインセラーに届く。(3000の1%だと仮定して30くらい。この時点で室内照明並の紫外線量)
-
ワインセラーのガラス扉でも更に40%カットされる。(30→18)
-
最後にワインボトルがその99%ほどの紫外線をカットする。
-
この計算だと、ワインに直接届く紫外線量は約0.18 μW/cm2。合わせガラスを使った住宅なら0.003 μW/cm2。
光源 | UV照度・UV強度 |
---|---|
真夏の直射日光に正対 | 5000~5500 μW/cm2 |
窓ガラスを透過した直射日光 | 2000~2500 μW/cm2 |
照明機器 | 5~20 μW/cm2 |
美術館・博物館の照明 | 0.01 μW/cm2 |
UVカット無しのセラー内のボトル内部 | 0.003~0.18 μW/cm2 |
これでもかなり不利な計算をしています。実際には窓から真夏の13時の一番強い直射日光が入ることはまずないし、1日の平均では5000 μW/cm2も無いので、上の計算よりも実際の数値はもっと小さいと考えられます。ちなみに美術館や博物館の展示に使われる照明は0.01 μW/cm2。こうして考えてみると、数値的にはそこまで大きな影響はないと考えられます。
ただしこれはもう科学的な根拠や結果どうこうではありません。心の問題なんですよね。「20万円も30万円も出して買うのに、変な心配が胸に残るのがイヤだ。」・・・・という人はこれではなくUVカットを謳っている製品を買った方がウジウジ後悔しないで済むはずです。
フォルスター DUAL FJN-360Gのクチコミ情報要約
-
バーで使用している。静音性、制振性能、冷却性能に満足している。
-
設定可能な庫内室温は5℃~20℃だが実際の下限は9℃程度で、5℃くらい乖離がある。熟成のためには支障は無いが、もっと冷やして飲みたい時には個別にワインクーラー+氷水での冷却が必要になる。
1位: Haier JQ-F206A 82BTLS
- 収納本数
- 82本
- UV対応
- 不明
- ドア仕様
- ガラス扉(ステンレスフレーム)
- 開き勝手
- 右開き(右吊元、左に取っ手)
- 庫内温度
- 5℃~20℃(上下で別の温度設定が可能)
- 温度保持
- 庫内温度異常警報機能
- 冷却方式
- コンプレッサー方式
- 自動調節
- ◯
- 対応室温
- 不明
- 電気代
- 年間約11800円~11400円(税込み)
-
2温度帯管理が可能で、上下で別の温度設定が可能。
-
付属品は木製ラックA(2台)、B(1台)、清掃棒、鍵2個など。
-
オートロック機能、締め忘れ防止機能付き。
-
寸法は[幅595 mm×奥行635 mm×高さ126 mm]。
日本でハイアールというと認知度があっても何か胡散臭いメーカーだと思っている人も多いですが、今や旧サンヨーの技術者擁するメーカーで時価総額は1兆円を超えています。
外観は高級感が溢れる重厚なステンレスフレームガラスドア
機会があったので実物を見てきましたが、とにかく重厚感が凄いです。かっこいい!
容量的やサイズ的に見て店舗などでの需要が高そうですが、インテリアとしても映えて室内の雰囲気がグっと引き締まる重厚感・高級感があります。
とにかく本体価格がダントツで安い
この製品の魅力はなんといっても本体価格の安さです。
このワインセラーには最大で82本のワインボトルが収容可能。一般的には、80本以上も入る中級クラスのワインセラーとなれば20万円前後はします。ブランドによっては30万円~40万円もすることもザラですが、この製品は10万円台前半で入手可能。
年間電気代が1万円を超えることは他の製品よりも劣る点かもしれませんが、本体価格がずば抜けて安いことを考えれば、トータルで見れば十分カバーできます。
ラックが木製で高級感あり
低価格帯の多くのワインセラーのラックは金属ワイヤーでできていて、ワインをたくさん載せると中央が沈み込み、ラックがたわむんです。これは少し不格好で、重厚感がありません。
木製ラックの方がより高級感を出すことができるので、付属のラックが木製だということは非常にありがたいですね。
また、吸湿性のある木材が庫内にあることは湿度を維持するためにも好ましいです。
ペルチェ方式についてはこちら↓↓↓
比較的安い赤ワインと白ワインのオススメの銘柄について下記リンクで紹介しています。良かったら併せてお読みください。
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