【アーカイブ2020年】Davinci Resolveに最適なグラボはどれ!?(For コスパ重視のYoutuber)
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高性能動画編集ソフト、Davinci Resolve(2020年上期時点ではDavinci Resolve 16)に最適なグラフィックボードは何か。2019年~2020年前半の民生用(一般ユーザー)の立ち位置で記述します。
主に、動画を撮影してDavinci Resolveで編集してYoutubeにVlogをアップしたい!とか。そういう人向けにコスパ重視で書いてます。コスパを考慮しないと「1番高いやつ買っとけ」って話になっちゃうので。
あと、Davinci Resolve上での私の環境設定については下記リンクで紹介してます。
目次
結論
まず2020年上期の場合での結論。
- とにかく安くしたいならGTX 1660 SUPERくらいが良い(4K30pもギリギリ出来なくもない、というか私はしてる)
- あんまり高いのもアレだけど、なるべく高性能が良いというならRTX 2070 SUPER(4K30p)
- とにかく高性能がいいならRTX 2080 Tiほぼ一択
- RADEON RX 580やRX 590あたりはワットパフォーマンスの観点からオススメできない そもそも、OSがWindowsならRADEONシリーズを使うべきではない(後述部分に移動する)
機種名 | GPUメモリ( VRAM) | Flops(fp32) | ベンチマークスコア参考値 | メモリスピード(メモリクロック) | メモリタイプ(DDR) |
---|---|---|---|---|---|
Radeon RX 590 | 8 GB | 7.119 TFLOPS | 9505 | 8 GHz | GDDR5 |
Radeon RX 580 | 8 GB | 6.175 TFLOPS | 8690 | 8 GHz | GDDR5 |
GeForce RTX 2080 Ti | 11 GB | 13.45 TFLOPS | 21167 | 14 GHz | GDDR6 |
GeForce RTX 2070 SUPER | 8 GB | 9.062 TFLOPS | 18101 | 14 GHz | GDDR6 |
GeForce RTX 2060 | 6 GB | 6.451 TFLOPS | 14927 | 14 GHz | GDDR6 |
GeForce GTX 1660 SUPER | 6 GB | 5.027 TFLOPS | 12706 | 14 GHz | GDDR6 |
GeForce GTX 1660 | 6 GB | 5.027 TFLOPS | 11213 | 8 GHz | GDDR5 |
GDDR5やGDDR6がありますが、仮にマザーボードがDDR2やDDR3対応の機種でも、グラフィックボードのGDDR6は問題なく稼働します。(「CPUやマザーボードに関連するDDR」と「グラフィックボードのGDDR」は別物で、独立してるから相性とかない)
一方、ベンチマークスコアを基準にすればGeforce GTX 1660の方が優勢。両者はかなり接戦と言えます。でも私はRX 580をオススメしません。Windowsの場合は特に。
Geforce GTX 1660 SUPER(1080p60~4K30pでコスパ重視)
私はこのグラボを使って最大で4K60pまで編集しています。4K30pがメインです。
キャッシュをすべてOFFにした場合を前提にして使用感を箇条書きにします。
編集時はタイムライン解像度を4K30pでもコマ落ちせずに再生可能。カラグレ用の調整クリップを入れることも可能。
ただしテロップ用のテキストを1つでも入れるとカクつくので、リアルタイム編集が難しくなる。特に音のタイミングとか見計らうことは不可能。
でも左上の fpsは30をキープして一切ブレない。ビデオのチャンネル数(テロップの枚数)を5~6まで増やしてもこの現象は変わらない。
4K+NC(空間的、時間的ノイズ除去の両方)でも上と同様にリアルタイム編集不可の環境で、重さの感じは変わらない。
タイムライン設定を4Kで122 fpsまで上げてもこの現象のまま編集出来た。
ただしそれ以上の負荷の場合、音声だけは指定のfps(240とか360とかでも)で再生されて、タイムラインの映像は止まったままになる。
なので、4Kを編集する際は、タイムライン解像度1080pまで落として編集して、レンダリングの時だけ4Kに戻すことでこの重さを回避してる。(ちょっと面倒)
でも1080pならNCを適度にかけてもリアルタイム編集可能。(ギリギリという感じはするけど)
こんな感じの説明で雰囲気が掴めるでしょうか。つまり気軽に4Kをただ撮って出し+LUT当てるだけでVlogにするくらいならこれで十分ということです。
メリット
- GDDR6仕様。(このクラスからギリギリ搭載してる)
- メモリクロックが14 GHz(通常のGTX 1660は8 GHz)
- 本体価格とスペックと電気代をトータルで見た時のバランス、コスパが良い。
デメリット
- ビデオメモリが6 GBなのでちょっと不安。(ただし、4Kよほど重い処理をかけなければそこまで大きな不便はない)
GTX 1660(無印)とGTX 1660 SUPERの違い
両者のFlopsは一緒。じゃあ一体何が違うのか、簡潔に箇条書きで説明します。
1660(無印)はGDDR5だが、1660 SUPERはGDDR6に格上げされている。
規格の格上げによって、1660(無印)のメモリクロックが8 GHzのところを1660 SUPERは14 GHzも出せる。75%もアップ!!
この格上げは、CPUやマザーボードを新しいものにした場合に、ボトルネックになることを回避しやすくしてくれる。
なので、今後CPUなどを買い換えてもグラボをそのまま転用するつもりなら1660 SUPERのほうが将来性がある。
しかもベンチマークによっては1660Tiに並ぶスコアを出すこともある。
あとは値段と相談。現状、無印とSUPERでは5000円くらいの価格差があるけどこれを許せるかどうかです。もし相場変動で3000円程度しか違いがないなら、将来性を見てもSUPERを買ったほうが断然お得だと思う。
特に今のオススメはこれ↓↓↓
玄人志向のGTX 1660Superのゲーミングモデルです。
実使用レビューはこちら↓↓↓
Geforce RTX 2070 SUPER(4K以上 & コスパ重視)
RTX 2060未満では4Kリアルタイム編集に不安があると感じている人にはRTX 2070 SUPERをおすすめします。
メリット
- NVLink SLIなら2枚刺しでVRAMを2倍に認識が可能(RTX 2070はNVLink非対応だけど、2070SUPERは対応している)
- RTX 2070以上ならVRAMが8 GB(RTX 2060は6 GBしかない)
- 4Kでも安定感のある編集が可能で、且つ価格もRTX 2080 Tiに比べればかなり安い
デメリット
正直デメリットというデメリットは思いつかないんですよね。ベンチマークスコアでは1660 SUPERよりも1.5倍も優秀で、RTX 2080 Tiの半額くらいなんですから。
Davinci Resolveもほとんど触ったことない人とか、Vlogを継続するかまだ怪しい人にとっては手を出しにくい金額ではありますが、既に継続している人でバランスの良いグラボが欲しい人にとっては最適と言えます。
ただし、Davinci Resolveの場合、NVLink SLIを使ってグラボがメモリを2倍に認識するのは有償版のみなので注意が必要です。
しかもDavinci Resolveの有償版と無償版ではグラボの振る舞いが異なります。RTX2070以上のグラボを使いたいなら、まず有償版のDavinci Resolveにしたほうが賢明です。そうじゃないと高いグラボを買っても意味がありません。
Geforce RTX 2080 Ti(4K画質 & 将来性重視)
メリット
- グラボメモリが11GBもあり、現時点ではフラッグシップモデルでとにかく高性能。
- 4K画質の動画編集でもさくさく動く。
- NVLink対応機種なので、2枚刺しでもビデオメモリを2枚分認識してくれて拡張性が高い。(Davinci Resolveが有償版の場合のみ)
デメリット
- 2枚刺しにする場合は電源が最低でも1000 W以上必要。(できれば1200 Wは欲しいところ)
- 同レベル機種の中ではコスパが高いと言えるが、そもそも本体価格が高い。
もし2枚刺しまで見据えているなら、先行投資としてGeForceのRTX2080 Tiを買うのも1つの手です。(ちなみに、1660, 1660 Ti, 2070などはNVLink非対応。)
ただ私の経験上では、そうこうしている内にどんどん新しい高性能なグラフィックボードが出て「電気代とか電源容量を考えたら今さら旧来品の2枚刺しなんかやってられるか」って結局買い換えちゃうし、お金もかかるし、コスパの観点から言えばオススメはしません。買う時は色々空想を膨らませるんですけど、PCの電源も1200 W以上を用意しなければいけませんからね。
その時になってこのグラボが1万円とかで入手できるなら話は別なんですが、大抵そこまでは値下がりしませんからね。
ここから下は蛇足というか、上のグラボをおすすめするに至った経緯や考察の話ですので、Davinci Resolveにおけるグラボの振る舞いとか注意点とか気になる方だけどうぞ。
てかDavinci Resolveってなんや?
Davinci Resolveは、高性能な動画編集ソフト。買い切り式でライセンス取得が可能なので、AdobeのSC(Creative Suite)のような月額・年額のコストが掛からない。しかも無償版でも全然不自由しない機能で商用利用もできる。
なので私も、2019年末になってインストール&勉強し始めたところ。Youtubeに魚釣りの動画上げたいな~とか思ってるんです。(2020年に有償版を購入しました)
Davinci Resolveにおけるグラフィックボードの役割
PCのパーツ | Davinci Resolveでの役割 |
---|---|
CPU | デコード、エンコード(レンダリング、最初のメディアの読み込み&最後の書き出し) |
グラフィックボード | 作業時のエフェクト処理など、作業時の処理全般 |
メモリ(RAM) | VRAMとの橋渡し(極論を言うと、沢山積んでも無意味) |
表では簡潔にまとめましたが、レンダリング時にグラフィックボードが一切仕事をしないわけではないし、高性能なグラフィックボードを積んでいればレンダリング処理は速くなります。CPUと、特にグラフィックボード性能に大きく依存していると考えられます。(どのパーツに大きく依存するかは使用する編集ソフトによって違う)
6GBと8GB、どっちがいいのか
Davinci Resolve上でのグラフィックボードの優劣は、Flopsの数値、またはベンチマークスコアと直結すると言われています。同じクラスの製品を比較した場合、メモリの容量やFlopsの数値が大きい方がDavinci Resolveには適していると言えます。
しかし同価格帯の場合、ベンチマークスコアで見ればGeForceのほうが優勢の場合が多いですが、一方でAMD製のほうがVRAM容量が大きいことが多いので、この数値を見てどっちにしようか悩んでいる人もいると思います。私がそうでした。でもその悩みを払拭してくれる1つが下の動画。
この動画で検証しているのは次の3つですが、とても興味深い結果です。
- GTX 1060
- RX480
- GTX 980
動画を見ると、ベンチマークスコアではグラボごとの特色が見えてくるものの、やはりレンダリングではそこまで大差が無いように見えます。(1分53秒から)
レンダリングでも一応グラフィックボードは活躍していてその処理時間に影響を与えるはずですが、レンダリングでここまで差が無いとなると、編集作業中のエフェクト処理でも同様の結果になるのではないかと考えます。
一方で、グラフィックボードの種類によってはCPUとGPUの受け持つ負担率が違うという話もあるようです。Luts処理で1080TiやRX580は80%使用すると言っています。
でもだからといって、「じゃあ本体価格が安いAMD製でいいやん!」とはならない。
まず、どんぐりの背比べだから。フルHD(1920*1080)程度であれば結局どれも体感差はそこまで無いと思う。もし4K画質を視野にしているなら最上位クラスのグラボを買うべき。最低でもGTX 1080 Ti(前世代)以上。
もう1つの理由は電気代。同世代・同価格帯でFLOPSが高いのはオーバークロックに頼っていることが多く、電気代までトータルで考えると割高になる。しかも熱もファンの騒音も大きい。
あとはDavinci Resolve以外のソフト(例えばネットゲーム)などをしているなら、ゲームではGeforceのほうが優勢なことが多い。
上記の理由で、NVidia製の方がトータルでは有利になることが多いと思います。
- 4K60fpsなら最低でもグラボメモリ8GB必要
- 8K60fpsなら最低でもグラボメモリ16GB必要
- じゃないとMemory Fullのエラーの要因になる
でもこれって、逆に言えばフルHD(1920*1080)程度なら8GBも要らないとも言えるんですよね。いや、そりゃ多いほうが処理もスムーズだしレンダリングも速いのでいいことづくめなんだけども、現状のグラフィックボードの市場価格を見るに、2倍ものお金を費やしてまで4K用スペックを買う意味があるのか?というところなんですよね。少なくともライトユーザーにとっては。
RX580、GTX1660Ti、RTX2060らへんの比較については下記動画が参考になります。
RX590は燃費が悪いので、どちらかと言えばRX580を推奨します。
メインメモリはそんなに要らない
こんな具合。
- メインメモリ(RAM)は8GBあれば一応動く
- 出来れば16GB以上が推奨(Davinci Resolve 14までは12GBまでしか使わない仕様だった)
- 現状だと、ハイスペックでも22GB+αあれば十分
- 32GB以上あったらめっちゃ恩恵があるかというと、そうでもない
2020年前後だと、10万円を超えるようなグラボでもメモリ(VRAM)は11GB(GeForce 2080 Ti等)程度。2枚刺しでも22GB。なのでシステム側のメインメモリはこれ以上あれば十分です。あとは他のソフトを沢山常駐させる分だけ予備があればいいので、通常の使い方なら32GBでも足りるはず。
もちろん、PhotoshopだのメーラーだのGoogle Chromeなど、他のソフトも同時に立ち上げるのであればやっぱり多い方が良いんですけどね。特にGoogle Chromeはメモリを大量に使いますから。(複数のページを常駐で開いてると、それだけでOSと合わせて10GB以上専有することもある)
グラボは2枚より高性能1枚刺しがオススメ
- 格安2枚刺しより高性能1枚のほうがいい。(OSはメモリが2倍とは認識しない、実質効果は1.3~1.5倍ほど)
- なぜなら、無償版はグラフィックボードを1枚しか認識しないから。
- 更に、有償版でもマルチGPUに対応していないエフェクトがあるから。(「時間的ノイズリダクション」と「オプティカルフロー」という一部のエフェクト、外部のオープンFXなど)
- ただしRTX20シリーズ(RTX2080 Tiとか)やQuadroでNVLinkのSLIやCrossfireXなら2枚刺しで2倍の認識になる(と言われている)
RTXシリーズやQuadroなら2枚刺しでも効果が高いか
GeForceのRTX 20シリーズ(NVLink対応)やQuadroなら、2枚刺しでメモリをちゃんと2倍認識してくれるという話もあります。「未検証なのでもしかしたらQuadroだけかもしれない」というちょっと不確かな情報。
NVLink対応じゃないとマルチGPUは無意味
Davinci Resolveで2枚刺しが有効になるのはNVLink対応で専用のブリッジ端子を持つモデルのみです。ここ注意。
Davinci Resolveでのグラボ2枚刺しの詳細は以下の動画を見てね。
GPUメモリ2 GBでもDavinci Resolveは動くのか
私のPCで検証してみました。仕様は以下の通り。
- CPU: Core i7 3820
- MB: X79
- RAM: 24 GB PC3-15000 (DDR3-1866) 8 GB*3枚
- GPU: NVidia GeForce GTX 660 Ti
かなり年季が入ってる。結論から言うと、動くっちゃ動くけど重いし固まりやすいし落ちやすい。
まずタスクマネージャーを見てみると、Davinci Resolveを開いただけで専有GPUメモリ使用量が 1.7 GB/2.0 GB になっています。(メモリが13.6/23.9GBとかになってますけど、10 GBくらいはChromeに使われています。Chromeを閉じても専有GPUメモリ使用量は 1.3 GB/2.0 GB)

例えば、動画をメディアプールに取り込み、最適化メディアを生成して、クリップを切り貼りして、BGM、字幕、効果音を付けるだけなら一応問題なく編集作業はできます。ちょっとカクつくこともありますけど、そこまで支障はありません。
ところが、Fusionページ等でノードを1つ追加してあれこれするとあっという間にフリーズ、落ちる。酷い時はPCごとリセットを迫られます。
特に、4K動画は静止画ですらFusionページでエフェクトを掛けると一気に重くなりますね。↓↓↓

上の画像見たらわかると思うんですけど、負荷をかけた瞬間、専有GPUメモリ使用量がちょっと増加して、天井に当たるかと思ったらクラッシュして落ち込んでいるんです。CPUやGPUが頑張る以前の話。
CPUとかGPUが頑張っていないときでもGPUメモリだけがあっぷあっぷ状態で、CPU等の性能以前にビデオメモリの不足が作業時の重さの要因だと考えられます。
- マスター設定で最適化メディアの解像度を落とす。
- マスター設定でビデオモニタリングの画質を落とす。
こういう設定変更で緩和はできてる気がしますけど、ほぼ焼け石に水ですね。この状態で1つだけパーツを買い換えるなら間違いなくグラフィックボードです。
Radeonを使ってはいけない理由
冒頭で触れた後述部分を説明します。
- OSがMacならNVIDIA製(GeForce等)でもAMD製(Radeon等)でも良い
- でもWindowsならNVIDIA製(GeForce等)にするべき
なぜなら、WindowsではRadeonの性能を十分に引き出せないからです。
RadeonはMetalというAPIで動作するのが理想です。MacでRadeonを使えばMetalで動作するのですが、WindowsではMetalではなくOpenCLで動作してしまいます。これが良くない。なのでWindowsならNVIDIA製を買うべきなんです。NVIDIA製ならCUDAで動作するからです。
ちなみにMacならNVIDIA製でもAMD製でもどっちでもOK。でもDavinci ResolveはMetalに最適化されているらしいので、同じ価格帯、同じベンチマークスコアならば、AMD製のほうが動作が軽くなります。
詳細は下記リンクでも紹介しています。
Youtuberでも4K画質派はまだ少ない
「高性能な4K対応カメラを使うから高性能グラボがどうしても要るんや!」っていうのであればそれまでなんですけど、多くの人はスマホかiPadみたいなモニタで見ているので、そもそも4Kの需要が少ない。例えばヒカキンさんとか瀬戸弘司さんみたいな人気YoutuberでもフルHDまでが多い印象。(その後、瀬戸さんは2020年9月4日に投稿した動画で4K60p移行宣言を出してました)
ドリキンさんは4Kで上げまくってますけどね。下の動画ではGTX 1080とRTX 2080 Tiの換装前後を比較しています。1080でも充分速い。
将来に向けて今から4Kに対応させるのは悪いことではないですけど、現状ではそこまで頑張る必要ない気もする。(私は4K30pをメインにしてますけど)
2020年8月6日追記:瀬戸弘司さんとドリキンさんがシネマティック対談
上記の通り 4K画質派は少ないっていう話を2019年末にしましたが、なんと瀬戸弘司さんとドリキンさんがシネマティック対談をする展開が訪れて、その中で瀬戸さんが4K&Davinci Resolveに転向する可能性もあるかも?みたいな話が出てました。前後編で3時間ありますけど、この動画めっちゃ面白いのでおすすめです。個人的には2020年に見た最も価値ある動画の1つです。
この動画についての所感はTwitterにツリー形式で残しておきました。
今年見た動画で1番価値あるかもって思った
— maa 麻 (@rokumaru_ldwyl) August 3, 2020
「瀬戸弘司さんと語る今後10年のYouTube戦略 前編」第1018話 https://t.co/2563iHB6K6 @YouTubeより
そもそも、全天球カメラが4Kに対応していない
これも現状では高価格帯のグラフィックボードに手が出せない理由の1つ。
例えばGoPro MAXとかInsta360 One Xみたいな全天球カメラを使う場合だと、撮影時は5.7Kとかあっても実際に使う画角をクロップ(抜き取る)時にはフルHDになっちゃうんですよ。つまり、いざDavinci Resolveで編集する段階では既に4Kではない。(MikasuさんっていうYoutuberみたいに少し大きめにクロップして4K出力する人もいますけど)
ちなみに私なら、GoPro MAXかInsta360 One X(あるいはOne R)かなら、Insta360 One X(One R)推しですね。それについては下記動画で詳しく解説されています。(というか実際にOne R買ったので)
他のパーツがボトルネックになるうる
現状の他のパーツが古いと、グラフィックボードだけ高性能なものにしても十分に効果が発揮できません。超高性能なのを買うんだったら「メモリもCPUもマザーボードも全部買い換えるべき」てなっちゃう。
いや、もちろん全部買い換えも1つの手ではあるんです。最近だとAMDのCPUのコスパが非常に優秀ですからね。
これらを総合的に鑑みると、極端に高性能なグラフィックボードを買うよりも、値下がりし始めた中堅クラスを買うのが1番利口ではないかと考えます。
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